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トルコバス悲喜こもごも

トルコ

11月10日午前9時05分。
トルコのすべてが止まる瞬間。

サイレンの音が鳴り響くと、道端で立ち止まる人々。
赤い車が停まる路肩で黙祷を捧げる人
彼らはある人物に黙祷を捧げている。

その人物とはトルコ建国の父、ムスタファ・ケマル・アタトゥルク。
1938年のこの日この時、彼は息を引き取った。

トルコでは毎年この日にこうして時が止まると聞き
街中の様子を見に出かけたのだけど・・・
こうして止まっている人、思っていたよりずっと少ない。。。

どうやら、ここコンヤがトルコの中でも
ダントツにイスラム色の強い街だということが影響していると思われる。

スカーフで頭を覆った女性の多さに相反して
街中に掲げられている国旗やアタトゥルクの肖像は
他の都市に比べ圧倒的に少ない。

アタトゥルクが推し進めたトルコの近代化。
じつは、そのなかで彼が行った政教分離によって
コンヤを本拠地とするイスラム神秘主義のメブラーナ教団
(昨日観たセマー(旋舞)の教団)は解散させられているのだ。

もしかしたら、コンヤの保守的な人達にしてみれば
素直に彼を支持できない部分もあるのかもしれない。

昨日一昨日と続けて通ったコンヤのロカンタ。
食堂で記念写真を撮る男性三人
仲良くなったエドワルドさんと店員さん♪

コンヤのオトガル(バスターミナル)。
円形の屋根があるバスターミナル
次の目的地はカッパドキア。ギョレメ行きのバスに乗る。

バスターミナルはトルコ語でオトガル。

じつはこれ、フランス語由来の言葉。
AUTO(オト=車)+GARE(ギャル=駅)=オトギャル。
これをトルコ語表記にすると
OTOGAR(オトガル)になるというワケ。

フランス語の影響を受けた言葉がトルコ語にあるなんて
トルコにくるまで思いもよらなかったけど
他にもいろいろあるんだよ〜。

トルコでは一昔前(第二次大戦前)までは
学校で習う第一外国語といえば仏語だったんだって。
仏語系の言葉がトルコに根付いたのは
もっと前の時代からのことらしいけれど、オモシロいよね。

今回のバスはSuha(スゥーハ)社。サービスは申し分なし♪

トルコの長距離バスは、パーソナルテレビもWiFiもあって超快適!
という情報をよく目にしたんだけど、実際乗ってみたら・・・

トルコのバスって車内にトイレがない。。。
一方、南米の長距離バスは
パーソナルテレビやWiFiはなくても基本トイレ付き。

トルコのバス、数時間置きに休憩はあるけれど
やっぱり自分のタイミングで用を足せる方がいろいろ安心。
テレビやインターネットの有無よりも
長旅にはこっちの方が重要だと思うんだけど、どうかな?

と、そんなこんなを考えているうちにギョレメの一つ手前
ネヴシェヒルのオトガルに到着。

ここで車掌さんから、なぜか私たちにだけ
「ここで降りないで!」と忠告が入る。
私たちの降車地はもうひとつ先の町だから
間違ってここで降りないでねってことかな?思ったけど
他の乗客は一服しに降りていたのがちょっと気になった。。。

それから20分程でギョレメに到着。
オトガルの脇にあるツーリストインフォで
予約してある宿の場所を尋ねると
宿に電話してくれて、迎えのクルマをよこしてくれた。
こんなに機能してるツーリストインフォ、トルコで初めて(笑)
さすがは天下のカッパドキア!

宿に落ち着き、手持ちの歩き方をじっくり読んでみたら
さっき通り過ぎたネヴシェヒルのオトガルのこんな情報発見・・・

ネブシェヒルのオトガルでは、バス会社のスタッフを装い
自社ツアーに勧誘する客引きが、ギョレメ行きの乗客を
強引に降ろしてしまう例が絶えないので注意、だって。。。

なかには運ちゃんも結託して
ここ(ネヴシェヒル)がギョレメだよ〜と言って降ろすこともあるらしい。

さっき車掌さんがバスから降りないように言ったワケがわかったけど。
それにしても酷い話だ ┐(´〜` ;)┌

今日のバス、SUHA(スゥーハ)社はカイセリ路線の大手で安心♪
車掌さんも親切でホント助かりました(^ ^)

明日は一大イベントが待ってます。乞うご期待!

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