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ラクダレース→魚市場→モンサンミッシェル?

オマーン

マスカット近郊にあるBarkaバルカという町のそばで
ラクダレースが行われるらしいという情報をキャッチしたオレたち。
しかし、レースのスタート時間が誰に聞いてもわからない。
だから今朝はちょっと早起きをして、
とりあえずそのラクダレース場を目指すことにした。ヾ(`・ω・´)ゞ

まずは大通りに出て、タクシーの運ちゃん達と交渉。
「バルカのそばのラクダレース場まで行ってほしい。」
でも、多くの運ちゃんはこの答え。
「無理だ。遠すぎるよ。20R(約5300円)なら行くよ。」
遠いのはわかってるけど、20Rは高すぎる。💢

何台かと交渉したけどイマイチだったから、
乗り合いタクシーでマスカットとバルカの間に位置する空港まで行き、
そこで新たにタクシーを探すことにした。

この作戦は大成功!
バルカのラクダレース場まで6Rで行ってくれる
タクシーの運ちゃんを見つけることができた。
よっしゃー!いざ出発だ!!👊

マスカットからバルカまでは約80kmもあり、近くはない。
他のタクシーが嫌がるのもよくわかる。
この運ちゃんには感謝だね!

そして9時40分頃、ラクダレース場に到着!
でも、なんか様子が変…
人が乗っているラクダ
ラクダはいるんだけど、帰る準備をしてるように見える。
ラクダと人とトラック
ラクダレースに参加していたと思われるお兄さんに聞いてみた。
「もしかしてラクダレースって終わっちゃった?」
「さっき終わったよ。今来たの?レースは6時からだよ〜」って
その人はラクダレースの道具を片付けながら教えてくれた。

ガガ~~~~~ン!マジかよ!!
ここまで来てレースを見れないなんて…😵

でもよく考えたら、もうちょっと遅かったら
このレース場には誰もいなかっただろうし、ラクダを見れたり、
レースをしてる人と話が出来ただけでも運が良かったのかも。💡

レースに参加していた人達は片付けを終え、どんどん車に乗って帰っていく。
仕方がない。オレたちもレース場を出よう。
砂漠の上の道路を走る車と路肩に停まる車
まずは、さっき乗ってきたタクシーの運ちゃんを呼ぼなきゃ。
ところが!運ちゃんの携帯に電話してみたものの電話がつながらない。😞

おいおいマジか?こんな砂漠の真ん中で置き去りはキツいぜ。
だけど、金は後で払うってことにしてたし(この時点では未払い)、
必ず迎えに来るはずなんだけどな~💧

困るオレたち。
そしたらさっきオレが質問したお兄さんが、
車でレース場の出口までは送ってくれて助かった。
さらには、喉乾いてるだろ?って冷たい水とジュースまでくれた。
シュクラン(ありがとう)!!

最終的にはさっきのタクシーの運ちゃんとも連絡がとれ、
レース場の出口から再びタクシーに乗ることができた。
そして今度はバルカの町に向かった。

タクシーの運ちゃんはバルカの町の見どころを教えながら走ってくれた。
そしてオレたちは、魚市場と城があるバルカの町の中心で車を降りた。

料金はラクダレース場まで6Rで行くという話だったけど、さらに遠くの
バルカの町まで乗せてもらったから、割り増して10Rを支払った。
運ちゃんは最初、11Rはくれよ〜って渋ったものの、結局は10Rになった。
この運ちゃんもいい人だったな。ありがたいことだね。 😃

魚市場を覗いてみると、これがなかなか素晴らしかった!
屋外の魚市場
まずは魚の種類が豊富で驚いた。

先日行ったバーレーンのマナーマの魚市場もスゴかったがここも負けてない。
こんなマンタの子どもみたいなエイが市場に並ぶなんて!w(゚0 ゚)w
魚市場に並ぶエイ
これどうやって料理するんだ?めっちゃ知りて〜〜〜❗

ところでこの市場、冷蔵庫とか氷とかが全然見当たらず、
鮮度を保つような仕組みはほとんどないと思われる。
だけど、獲れたてっぽい目がキレイな魚がやたらと多い。
市場に陳列された青魚
何でだろう。(・ ・?)

答えはすぐそこにあった。
砂浜で両手に魚を運ぶ人
市場の前にある砂浜に漁師が船でやって来て、
まさに魚を水揚げをしてるのだ!

釣ってきた魚を市場(赤い矢印)に持ってく漁師たち。
砂浜の先の建物に向かって魚を運ぶ人
こりゃ〜新鮮なわけだ。( ̄∧ ̄)

魚好きのオレが目と心を奪われたこの市場。
もう一つのブログに
さらに色々書いてあるから、そっちも見てみてね!

ところで、オレたちが最近食べてるのは肉料理がほとんど。
それに加えて、根本的に魚が大好きのオレ。
これ以上ここにいたら魚を買いたくなっちゃう。
でも今泊まってるとこはキッチンなしだから料理が出来ないし…⤵
う〜ん、もうここから出て近くの城を見に行こ〜〜〜!

市場から歩いて1分、バルカのお城に到着。
城塞とその前に停まる車
城に着いたらトイレに行きたくなってしまった。
だけど、この辺にはトイレはなさそうだ。困ったな〜〜〜(汗)

そしたら、偶然同じタイミングで城を訪れていた地元民っぽい
アラブの服を着た黒人さん1人と中国人数人のグループがいたので
トイレの場所知ってる?って聞いてみた。

その黒人さんは、あそこのモスクならトイレがあるかも?と
オレたちを連れて行き、モスクの隣の部屋(集会所?)に入って
何やら話をつけてきてくれた。
そのおかげでオレたちは無事トイレに行くことができた。
マジで助かった〜〜〜〜ε-(´▽`)

用を足した後その集会所みたいな部屋に招かれ入ってみると、
中には町の長老衆といった感じのおじいさん達がいて、
オマニ・コーヒー(オマーンのコーヒー)をごちそうしてくれた。
握手する白い装束の男性と緑のシャツの男性
大きな種類分けとしてはアラビックコーヒーなんだろうけど、
UAEで飲んだアラビックコーヒーとはまたちょっと違う味。
そして、日本では全く飲んだことのない味。
たかがコーヒー、されどコーヒー。コーヒーは本当に奥が深い。

長老達は、ようこそオマーンへ!と超歓迎ムード。
そしてオレたちに、どこから来た?オマーンは初めてか?
オマーンはどうだ?好きか?等など質問攻め。
日本人が珍しいのかな〜〜?
白い装束の男性たちと並んで座る男女
何はともあれ歓迎されてるのはうれしいことだ。
だけど、オレも彼らに聞きたいことがあったから逆に質問してみた。

さっきオレたちはそこの魚市場で新鮮な魚を山ほど見ました。
この辺で美味しい魚が食える店がありますか?

そしたら長老の一人が、
なんじゃ、魚を食いたいのか?それじゃあワシの家に来なさい。
ただワシ達はこれから会議があるんじゃ。
だからあなた方は30分後にこの場所に戻ってきてくれるかのぉ。
そのあと家でオマーンの魚料理を食べさせてあげよう!って言ってくれた。

マジですか?
ホントにいいんですか??

とんとん拍子で話が進み、この長老(アリさん)のお宅に
昼ご飯を食べに行くことになっってしまったよ。
それにしてもスゴい展開だ。⤴⤴⤴

アリさんが長老達と会議をしている間、オレたちは
さっき急にトイレに行きたくなって内部に入らなかった城を見に行った。
城の中は昔の状態に復元されていて、
それぞれの部屋がどんな風に使われていたのかという解説がついている。
大砲のレプリカがある部屋
昔の大砲や砲弾などが展示してあって面白い。

城の内側。
上から見下ろした城塞の一部
砲台や倉庫、調理場、モスクなど、いくつもの部屋があり見応え十分。

見張り台からは、さっき行った魚市場の白い屋根と海が見えた。
海とそのすぐそばに建つ建物
海と魚市場がめっちゃ近いね!

城を見た後集会所に戻りアリさんの家に移動し、
お待ちかねの昼食タ〜イム!
絨毯の上に並べられた料理を前にした白い服の男性と緑のシャツの男性
いただきま〜す!!

食べさせてもらったのは魚のビリヤニ(炊き込みご飯)。
魚はおそらく、さっきの魚市場でも見かけたカツオの仲間。
なんだか懐かしい味がした。
ウマい!マジで美味しいよ〜アリさん!!🎵

アリサんは、そうか〜もっと食うか〜〜?って
何度も何度もビリヤニを皿に盛ってくれる。
おかげでめっちゃ腹一杯になってしまった。
ごちそうさま〜〜〜〜( ̄ー+ ̄)

ところで、アリさんのお宅には奥さんや娘さんもいたんだけど、
彼女達は食事に手つけることは一切なかったんだよね。
イスラム世界の女性はオレたちのような来客があった時は
絶対に一緒に食事をとらないと聞いてはいたが、ホントだった。
イスラムの習慣を体感する貴重な体験になったと思う。

食後、アリさんと奥さんがバルカ周辺の見所である
Ras As Sawadiサワディ岬に行くことをすすめてくれた。
実はこの岬、すでにバルカの魚市場のあたりから遠くに霞んで見えてて、
あまりの遠さに「こりゃ行けね〜な…」って思ってた場所だった。

でも彼らが「あそこはいい!」って言うし、
岬まで行くのと岬からマスカットに戻るまでのタクシーを
アリさんが手配してくれると言うので、行ってみることにした。
そしたら、行ってビックリ!
海岸にある岩山
なんとフランスのモン・サン・ミッシェルみたいな場所だった‼

ここサワディ岬は、干潮時には砂浜によって陸続きになるけど
潮が満ちてくると砂浜が海面下に沈み島になってしまうのだ〜 v(・∀・)v
曇り空の海岸と岩山
岬へと続く砂浜では、地元の若者たちが車に乗って遊んでる。
多くの車は4WD車だから砂浜や波打ち際とかを走行しても全く問題ない。
でもたまに、普通の4ドアセダンに10人(!)くらい乗っけて
砂浜を走ろうとする恐るべきチャレンジャーもいる。

ちょっとヤバいんじゃないの〜?って心配してたら、
案の定タイヤがスタックし動けなくなってしまい、さぁ大変!
砂浜で車を押す人たち
車をみんなで押すけど動かない。
結局、4WD車に引っ張ってもらってどうにか難を逃れてた。
それにしたってさ〜、こんな砂地で四駆じゃない乗用車に
人を10人近く乗せてたら、いくら高性能な日本車でも走れませんって。(笑)

岬の頂上には見張りの塔があった。
土壁の見張り台
ここまで来るのに結構長い階段を登ってきた。
今みたいな冬(それでもTシャツで十分)ならまだいいけど、
40℃を余裕で越えるという夏にここを登るのはかなりハードかも。

しか〜し!ここからの景色は最高だったね!!
海岸から繋がる砂浜と岩山
手前が岬で、向こう側がオマーンの本土。
かろうじて砂浜で繋がってるのがわかる。

こんな場所だったなんて、全然知らなかったよ〜〜〜(ノ゜0゜)ノ
日本語でそのことが書いてある雑誌やガイドブックの類は
恐らく一つもないんじゃないかな?
世界は広いね!知られてない場所がまだまだ沢山あるぜ!!

岬を見た後、マスカットまでタクシーに乗って帰った。
アリさんがタクシーの運ちゃんに話をつけてくれたから、
バルカ→サワディ岬&サワディ岬で1時間待機→マスカット(合計約120km)を
たったの12R(約3200円)でやってくれた。
アリさんとタクシーの運ちゃんにはマジで感謝だね!ヾ(=^▽^=)ノ

あ〜楽しかった!
なんだか超充実の一日でした〜〜〜🎵🎵🎵

アラビア語でありがとうは「シュクラン」
今日も読んでくれてありがとう♪ シュクラン \(^o^)/


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