オマーンのあと
当初の予定を変更し急遽イタリアへ戻ることになった。
イタリアからはエチオピアへ向かうまでは決めているが
それ以降の行程は未定。
今日は一日、今後について二人で話しあった。
素晴らしい大自然や遺跡の数々に
すでにた〜っぷり満足感を覚えている私に対して
まだまだ!!!な夫との間に
ちょっとした温度差が生じている。
まだまだ訪れていない場所はたくさんあるし
世界的な名所なんて挙げればそれこそキリがないけれど
旅立つ前々から「いつか行ってみたい」と強く願っていた場所は
幸せなことに、すでにもうほぼ行き尽くしたと私は感じている。
より的確な表現としては
名所・名跡・大自然に出逢う感動を味わい尽くしたと感じていて
このままのペースで数々の世界的名所を訪れていくと
その感動が薄れてしまうような気もしている。
一方の夫は、まだまだ名所・名跡巡りに熱を持っている。
地理専攻・社会科(歴史等)担当の教師なのだから
当然と言えば当然だろう。
じゃあ、別行動で。という選択肢がないわけではないけれど
夫婦揃って元気に旅ができるというのもとても幸せなこと。
楽しみ、喜び・・・やっぱり二人で分ちあいたい。
そんなこんなで、それぞれの思いをじっくりと語り合った。
答えは簡単には出ない。
これからも何度も何度も議論を重ねなければいけないだろう。
旅に出る以前からだけれども、私たち夫婦はことあるごとに
こうして互いの思いをじっくり語り合ってきた。
たとえ意見が食い違っても・・・
あるとき、私たち夫婦の議論に遭遇したことのある友人が
「まぁまぁ、揉めないで!」と言ったことがある。
私たちは目を丸くした。
「え?!全然揉めてないけど???」
「議論」と「諍い」は似ているようで全く違う。
夫婦に限らず、複数人が互いを理解し合い共に歩んでいくために
ときには「議論」も必要だと思う。
日本では嫌厭されがちだけれども・・・
果たして、私たちの議論はどこに着地するのでしょうか???
アラビア語でありがとうは「シュクラン」
今日も読んでくれてありがとう♪ シュクラン \(^o^)/