イズミールIzmirはトルコ西部の港街だ。🚢
この辺りは地中海に面しているため、
古代ギリシャや古代ローマ帝国の影響を受けてきた。
ゆえにイズミールやその周辺には、
チャナッカレの滞在時に行ったトロイのような
古代ギリシャ&ローマ時代の遺跡が数多く残っている。
中でも1番有名なのは恐らくエフェソスだろう。
そのため、イズミールに滞在する人達の多くはエフェソスに行く。
けれどもオレ達はすでに行ったことがあったから、
エフェソス以外の遺跡に行くことにした。
ここはイズミールの街中にある遺跡、アゴラだ。
アゴラとは古代ギリシャや古代ローマの都市にあった広場とか市場、
集会の場で、要するに街の中心的な役割を担っていた場所だ。
現在は建物を支えてた柱や壁、そしてアーチが残っている。
ちなみに入場料は5TL(約250円)だった。
でも敷地内のほとんどはまだ発掘中という感じで、
行けない(入れない)場所が多かった。
一応5TLとは言え金払ってるんだし、ちょっと残念。😵
発掘が進んだら、どんな遺跡が出てくるんだろう?
それは楽しみだね。
アゴラの後は遺跡の近くにある市場へ移動。
観光客が少なくて庶民的な感じがいい。🎵
腹が減ったので市場の中で見つけた店でラフマジュンを食べた。
これ、トルコのピザみたいな料理で、
野菜をのっけてクルクルっと巻いて食べる。
このラフマジュン、安くて美味しい
トルコのファーストフード的な紹介をされてるのをよく見るけど、
意外と時間がかかって決してファーストフードではない。(笑)
もちろん、作り置きしたものを温めるだけのお店なら早いのだろうけど、
注文を受けてから窯で焼き始めるようなお店では、それなりの時間を要する。
当然、そういう焼きたてを出すお店はうまい。😃
オレたちが食べたこのお店も注文が入ってから焼くお店で、
ちょっと時間はかかったけど出来立てのラフマジュンは最高だったね。
しかもひとつ4TL(約200円)というお手頃価格。たまりませんな~ ( ̄ー+ ̄)
ところで、市場の中で国旗がやたら目に付く。
何だこれ?って思っていたら、市場のちょっとした広場で鼓笛隊が演奏してて、
それに合わせて周りの人達が歌ってるのを見かけた。
みんなで手拍子、そして国旗を振ってる人もいる。
あ~そうだ!今日はトルコの大事な祝日『共和国記念日』なんだっけ。💡
今日(10月29日)という日は、トルコという国と
その国民にとって重要な『共和国になった日』なのだ。
しかも今年は90周年なんだって!いや~めでたいね!!
街中には、赤地に白い月&星のトルコ国旗と
近代トルコのの父と呼ばれるムスタファ・ケマル・アタテュルクの肖像画が
いくつもいくつも掲げられてる。
イズミールの共和国広場には沢山の人が集まり、
国旗やアタテュルクの顔が描かれた旗を振ってる。
国旗柄の赤いTシャツやアタテュルクのTシャツを着てる人も多い。
トルコの英雄的な存在であるアタテュルクさんの人気は物凄いね。
これにはマジで驚いたね。w(゚0 ゚)w
人だかりが出来てたので覗いてみると、
民族衣装で踊ってる人達がいた。
これも後で聞いたんだけど、これはイズミールの伝統的な踊りなんだって。
日本の建国記念日とはちょっと意味合いが違うから
比較するのはナンセンスかもしれないけど、
トルコでのこの盛り上がりは本当にスゴかったね。
国民みんなが一緒になって盛り上がれるのって、いいな〜〜〜\(^o^)/