昨晩、ようやく乗れたバスの発車時、車掌さんはこう言った。
「到着は予定時刻より4時間以上遅れますのでどうかご了承下さい。」
これがイタリアだったら「私たちのせいじゃないもんね〜」と
寒空に放り出されてもおかしくないような事態 ┓( ̄∇ ̄;)┏
多少の遅れなんていいよ〜。
無事にラ・パス(LA PAZ)へ向けて出発してくれただけでも有り難いと
二人で話していたけれど。。。
(某ガイド本掲載のバス会社トド・ツーリズモ、かなり信頼できます!)
バスはほぼ予定時刻にラ・パスに着いたΣ( ̄□ ̄;)
どこをどうやったら、4時間以上の遅れを取り戻せたんだろう?
たしかに悪路をかなりかっ飛ばしてたような気もするけど…(;゚∀゚)
まぁ、無事に到着したということで
その辺はあまり追及しないことにしよう(^∇^;)
バスを降り、車掌さん推薦のタクシーに乗り
朝8時前にはホテル(HOTEL SAGARNAGA)に到着。
フロントで、開口一番「今日は嫁さんの誕生日なんだ!」と夫。
そうしたら、受付のおじさんがお決まりの
ハッピーバースデー・トゥー・ユーをフルコーラス♪
朝食サービス&眺望のよいお部屋を用意してくれた(^ ^)
お部屋の清掃が済んだ後、午後までしばらく休息。
飛ばしたせいかバスがかなり振動したのと
暖房がかなり強かったのとで、まともに眠れてなくて。。。
起きたら夫から、バースデーケーキのプレゼントが!
塩のホテルで仲良くなった従業員のジョバンニに
明日、嫁さんの誕生日だから
クッキー程度で構わないから何か用意できないか?って
私に内緒で相談していたそう。
そうしたら、それを聞いていた主らしき女性が
「それならタルトだ!!!」と厨房へ走ったらしい。
こっそり持ってくるにはかなりの大きさのケーキ。
あの夫にしては珍しく(笑)、最後まで上手くやってくれて
私はここまで全く気付かなかったー!!!
夫も、塩のホテル(LUNA SALADA)のみなさんも
本当にありがとう〜(^o^)
素敵なプレゼントを平らげ、街へ出ると
早速、ボリビア名物サルテーニャを食べる夫。
エンパナーダに似てるけど
挽肉やタマネギ等をジューシーに炒めた具の味付けが
ほんのり甘口なところが日本人の口にあって美味しい♪
宿のあるサガルナガ通り周辺は民芸品・土産物屋のメッカ。
ちなみに泊まった宿の名もサガルナガ(SAGARNAGA)
ここの朝食のコカ茶は濃い(コカの葉の量が多い!)のがいい(*゚∀゚)=3
地元民の日用品市場となっていてるメルカド・ネグロ辺りをウロウロ。
伝統衣装に身を包んだ露店の女性達がみな
器用に編み物をしているのが気になってしょうがない私。
編み物文化に触れるのも南米の楽しみのひとつだったんだよね〜。
アルゼンチンの露店でも売りながら編んでいる人達がいたけれど
ここボリビアの女性達は全然レベルが違う!!!
アルゼンチンで多かったのは、化繊の並太以上の毛糸で
ニット帽など、売り物を編んでいる人。(主にかぎ針)
一方、ここボリビアの女性達のほとんどは
売り物ではなく、自分たちが身に付ける物を編んでいる。
(かぎ針、棒針(輪針)、アフガン針など種類もさまざま)
それも、レース糸か?!ってほどの細さの糸で編んでる人も少なくない。
そんな風にして編んだと思われる美しいショールを肩にかけ
おさげの端にはビーズや毛糸で作ったキレイなフリンジ。
そんな伝統衣装の女性達、パッと見みんな同じように見えるけど
よ〜く見るとそれぞれに個性があってオモシロイ(^_^)
ウユニの辺りでもいっぱい見かけたけど
まさか首都のラ・パスにまでこんなにいるとは想像もしなかった!
彼女達はシャイ(そう)な人が多いけど
中には、編んでいる姿に興味津々見入る私に
これは売り物じゃないんだよ〜。
編み物が好きなら教えてあげるから明日おいで〜。
と声を掛けてくれた女性もいたり。
そして、土産物売りの女性達との立ち話では
ボリビアの人たちがいかに子沢山かというのを肌で感じた。
その場にいた三人の女性。
一人は8人、一人は10人、一人は15人(!?)も
子どもがいるっていうんだから。。。
それでもボリビア全体の人口は約1千万人。
東京一都市の人口にも及ばないなんて。
子沢山の彼女達は他にも
古代から続くボリビアの民族言語アイマラ語は
アジアの言葉にちょっと似てるんだよ〜なんて話も聞かせてくれた。
街歩きの醍醐味ってやっぱり
こんなちょっとした出逢いにあるよね(^ ^)
ほんの少しだけど、スペイン語が分かるようになれてヨカッタ♪
これは何よりも、スペインそして南米に来て出逢った沢山の優しい方々が
カタコトの私たちに根気よく付き合ってくれた賜物に他ならない。
本当にありがたいことです (=´∀`)人(´∀`=)
夕食後、部屋に戻るとこんな夜景が待っていた (*゚o゚)ノ
今朝、バスの中からラ・パスの街並が見えたとき
そのあまりの美しさに驚愕したけれど
世界中廻ってもこれほどの景観の首都を持つ国はないと思う。
(この写真はラ・パスの街のほんの一部に過ぎません)
写真じゃわかりにくいけれど
街を囲む切り立った崖のような山肌に
張り付くように家々がぎ〜っしりと建ち並んでいるのです。
イタリアやスペインなんかでも
崖にびっしり家が建ち並んだ街がいくつもあるけれど
ここまでの規模は未だかつて見たことがない!!!
しかも、ここは標高3650m。
山の上の方はもう4000mにもなるというw(゚0 ゚)w
さらに夜が更け・・・いきなり花火が始まった!
ラ・パス、なんだか楽しそうな街だ♪