スポンサーリンク
スポンサーリンク

荒野に浮かぶ緑の谷【ニズワの見どころ2】

オマーン

涸れ川を抜けてやってきた丘の上から
ニズワ郊外を一望。
荒野の奥に見える岩山
さらにクルマを走らせると突如
緑豊かな谷が見えてきた。
石造りの廃墟とその奥の谷間の向こうに見える町
クルマを降りて歩いていくと
小さな集落に行き当たった。
路肩に大きな岩がある道を歩く二人

石造りの建物の間の路地

藁のようなものが敷かれた天井

石造りの建物の下の通路を歩く人

建物の下の路地に立つ男性
古い家々が立ち並ぶ小さな路地を抜けると
急に視界が開けた。

ここにもファラジ(灌漑用水路)が通っている。
灌漑用水路の脇に生えている椰子の木

ちなみに、ここにあった看板によるとここはミスファ村(MISFAT)。
日本のガイドによるとアル・メスファ村(AL MESFAH)。
表記が違うだけで指しているのは同じ村。

谷を開墾したデーツ畑をファラジに沿って下りていく。
椰子の木の間の小道を歩く男性
写真だと伝わりにくいけど
この谷、傾斜がかなりキツイ。
椰子の木の間から見える階段
椰子の木の間の階段見えるかな?
岩場に組まれた階段
これでもわかりにくいけど
とにかくめっちゃキツイ・・・ (;^ω^)
緑豊かな谷底
やっと谷底に到着だ〜!
緑が茂っている谷間を歩く男性
この谷の両崖にデーツの段々畑が切り開かれている。

行き(下り)がキツければ
帰り(上り)も当然キツいんだけど・・・

眺めは最高⤴
いままでいろんなところに行ってきたけど
こんな景観みたことないよ!

帰り道もまた古い町並を抜けて・・・
建物の窓から吊るされている素焼きの壺
吊るされているあの陶器の瓶はニズワの伝統的なもの。
ああして吊るしておくと中の水が冷やされるという
ニズワの伝統的な冷蔵ポットだ。

ニズワフォートでかつて使われていた様子を見たけど
ここでは、いまも変わらず現役で使われている。
荒野の中にあるオアシス
さっき見てきた涸れ川の奥地の一家のところもそうだけど
どうしてわざわざこんな不便な
急斜面の深い谷間を開墾するのだろう?

都市に暮らす私たちにしてみたら一見不思議に思える。
けれど、実際に谷を歩いてみると気付くこともある。

急斜面だからこそ、貴重な水を満遍なく行き渡らせ
有効利用できるのかもしれない。

深い谷だからこそ、重なる椰子の葉で覆い隠される部分が増えて
地面の乾燥(水分の蒸発)を防げるのかもしれない。

谷間に切り開くからこそ、大切な水、作物(デーツ)を
外敵から守りやすいのかもしれない。

これらはあくまで憶測にしかすぎないけど・・・

厳しい環境に住まうにはそれなりの訳(メリット)がある。
そして、先人たちの智恵はいつも私たちの想像を遥かに上回る。

ニズワのみどころ巡りの旅、まだ続きます。

アラビア語でありがとうは「シュクラン」
今日も読んでくれてありがとう♪ シュクラン \(^o^)/


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦世界一周へ
にほんブログ村 夫婦世界一周

タイトルとURLをコピーしました