世界三大料理のひとつといわれるトルコ料理。
そのトルコにあって美食の町と名高い
ガズィアンテプの名物のひとつがカトメル(KATMER)。
ホントは昨日食べようと探してたんだけど
カトメルは基本的に朝食メニューのようで既に品切れ。
というわけで、今朝出直してきた。
昨日ロクマ(トルコ風揚げドーナツ)を試食させてくれたお店。
味がいいのは確認済(^o^)v
カトメルは注文が入ってから作りはじめる。
まず生地をのばす。
向こう側が透けてみえるほど薄くのばしたら
生地を折りたたみチーズとピスタチオを乗せていく。
そして少なめの油で軽く揚げるように焼き
シロップをたっぷりかけて完成!
揚げたてサックサクの生地の食感がもう堪らない〜(>_<)
ガズィアンテプに来たらこのカトメルも絶対外せないよ!!!
バクラヴァは甘すぎ〜って人でもコレならいけるんじゃないかな?
このカトメル屋さん。
場所はスブルジュ通り(Suburucu cad.)を
カラギョズジャーミィに向かって真っ直ぐいった右手です。
中学生くらいの少年が飲食店で働く姿をよく目にするトルコ。
ここにきて小学生みたいなコも多く見かけるようになった。
このカトメル屋さんにいた彼らの一人はなんと9歳!
このとき月曜日の午前中。
いったい学校はどうしてるんだろう?
あとから聞いた話だと、トルコの小学校(地域にもよるだろうけど)では
午前の部に通うコと、午後の部に通うコに別れているらしく
午前中働いているコは午後の部へ通っているらしい(逆も然り)。
働く子どもたちにも学校に行く機会はあると分かりホッとした反面
年端もいかぬ子どもに給仕されることに抵抗を感じている自分に気付く。
それでも、ここには彼らの「世界」がある。
世界には多種多様な「世界」がある。
そう簡単にひとつの物差しで計ることのできない世界が・・・
世界の多様さをもっとフラットな心で受け入れられる自分でありたいと思う。
予想以上に美味しかったカトメルへの興奮冷めやらぬまま
次の目的地シャンル・ウルファを目指しバスに乗る。
この辺りはシリアとの国境も近く
いままで見てきたトルコとは明らかに違う空気を感じる。
紫色のスカーフ姿の母親と子どもたちが何グループも乗っている
ウルファ行きのバス。
途中休憩のドライブイン。
バスの隣りに停まっている乗用車のナンバーはすべてアラビア文字。
シリア?イラン?一体どこからきたんだろう???
到着したウルファのオトガルで
頭にスカーフを被ったおじさんが宿の客引きにやってきた。
ここウルファに来て男性のスカーフ姿がグッと増えた。
(女性のスカーフはヒジャーブ、男性のは何と呼ぶのでしょう?)
股の部分がダブダブのアラビアンなズボンの人もいる。
町中にも時折アラビア語を見かける。
そして、トルコ国旗はめっきり見かけなくなった。。。
夕食はケバブ盛り合わせ。
ちょこんと乗ったミニ・ラフマジュン。
ここのは随分とパプリカ風味が効いている!
見た目には同じようにみえるトルコ料理も
お店や地域によって随分味が変わるから楽しい。
古い邸宅を改装した中庭。
気がつけば、頭の中には「異邦人」が流れてた。