今、トルコのBoğazkaleボアズカレという
小さな田舎町(というより村かな?)に滞在中。
オレたちがここに来た理由はただ一つ。
ヒッタイトという国の遺跡を見るためだ。👊
ヒッタイトとは今から3500年以上前にトルコに存在した国。
その国の首都ハットゥシャが、ここボアズカレにあったんだよね。💡
これがハットゥシャ遺跡の入口。
トルコの国旗がはためく受付で入場料5TLを払い、見学開始!
遺跡に入場し、少し歩いて驚いた。
ある程度想像はしてたけど、遺跡はめっちゃ広い!
さすがはメソポタミアを支配したヒッタイトの首都だ。
これは大神殿の跡。
今は石組みの基礎部分しか残ってないものの、
神殿内にあった幾つもの部屋や
石畳でできた通路の跡を見ることができる。
大神殿内に置かれた緑色の巨石。
この緑色の石だけ全く異なる種類の岩石で、
表面の研磨処理(めちゃくちゃツルツルなのだ!)も
他の周りの石とは全然違う。
この緑色の石はボアズカレの周辺では産出されないタイプらしく、
用途や出所など、全てが謎なんだそうな。(・ ・?)
これはライオン門。
まるで狛犬のような獅子像が門の両サイドに鎮座してる。
こっちは城壁の一部。
赤い矢印の部分が城壁だよ〜〜〜
右側に見える道路に沿って、直線的な城壁が見えなくなるまで続いてる。
イェルカプ(人口尾根)と呼ばれる石垣。
これ石垣のほんの一部なんだよね。
残念ながらデカすぎて写真に全くおさまらない。😖
ハットゥシャの周囲は山がちな地形だから、
ここは天然の要塞ともいえる。
しかしこの石垣周辺の地形は緩やかなため
敵が攻めてきやすいということで、その部分の守りを強化するために
石を高さ20m近くまで積み上げ、石垣を作ったんだって。
発想もスゴいし、それを可能とする技術力も素晴らしい!
↑右側にいるオレの大きさと石垣の高さを比べてみて!!
そしてこれは石垣の下にある地下トンネルの入口。
ここの門は通常閉じられてて、
特別な使者が来た時だけ通行できたんだそうな。
トンネルの中。
このトンネルの長さは約70m。とてもよく出来てる。
しかも、これが作られたのは今から3000年以上前だよ!
信じられん!!
これは南城塞にあるRoom 2という部屋。
部屋の中には見事なレリーフがいくつも残ってる。
これはその中のひとつで、弓と槍を持った戦士のレリーフ。
ヒッタイトが使ってた弓矢の矢じりや槍の槍頭(穂)は鉄製。
当時としては、かなり強力な武器だったんだろうな〜〜〜
ハットゥシャの遺跡を見た後は、
そこから約2km離れたヤズルカヤの遺跡を見に行った。
でも道標や地元の人は2kmって言ってたけど、絶対に2km以上あったし、
しかも、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと上り坂。
気合いで歩いてたけど、かなりきついっス。💦
そしたら道の途中で、トラクターに乗ったじいちゃんが通りかかって
オレたちをヤズルカヤの近くまで乗っけてってくれた。
超ラッキー!マジで助かった。
ありがと〜〜〜じいちゃん!!\(^o^)/
ヤズルカヤ遺跡はヒッタイトの神殿だったところ。
岩には幾つも神様や王を描いたレリーフが残ってる。
↑神様と王様のレリーフ。
大きい方が神様で子どもみたいに見えるのが王様。
↓こっちは黄泉の国の12人の神様。
本当によく残ってる。💡
ところで…
オレたちはハットゥシャとヤズルカヤの遺跡で、
二組の日本人のグループに出会った。
両方ともツアー旅行だ。
彼らは遺跡を見に来てたけど、
遺跡の多くの部分を見る事なしにあっという間に去っていった。
次の予定とかがいろいろ詰まってるのかもしれんけど、
何時間もかけてこの遺跡まで来て
15分とか30分ぐらいしか見ないで次の場所に移動するなんてさ…
なんかもったいないよね。
ガイドさんが案内するとこをついて歩いてくだけだから
他にどんなものがあるかを知る由もないんだろうけど、
ここまで来てるのにちゃんと見ないで
次へ次へと行ってしまうのは非常に惜しいと思う…😵
おっと話を戻そう。
ヤズルカヤ遺跡の次はボアズカレの町の中にある博物館に行った。
これが今日最後の目的地だ。
中にはヒッタイト時代の遺物を中心に貴重な資料や展示があった。
これはヒッタイトの兜と矢じり。当然、鉄製だ。
他にも鉄の刃物に鎧の一部や、鉄を鋳造する時に使った鋳型、
壷やランプといった土器がいくつもあった。
何度も繰り返しちゃうけど、これらは3000年以上前のもの。
いや〜スゴい!マジでスゴいよ!
もうちょっと他の表現をしたいもんだけど、
スゴいとしか言いようがないんだよな〜〜〜!!😃