一月一日元旦。
Isfahanエスファハーンの天気は雪。⛄
寒い寒いとは思ってたけど、まさか雪が降るとは!
だけど、雪がちょっと楽しかったりする。
41でも純粋な少年の心を持つボクです。(笑)
今日はまず、イマーム広場にあるアーリー・カープー宮殿に行くことにした。
この宮殿はサファヴィー朝時代の王アッバース1世が作ったもの。
宮殿の外側は大々的に修復中であんまりフォトジェニックじゃないから、
引きのアングルで撮ってみた。
宮殿から広場を見てみたよ~~~
ほほ~、これがペルシャの王様が見ていた景色か。
なんか偉くなった気分。
宮殿の最上階には音楽室があった。🎵
部屋の壁には無数の穴が開いていた。
これは無駄な音の反響を抑えるための工夫。
この工夫ってすごく重要なんだ。👊
音楽を聴く時に余計な反響音があると、
せっかくのいい音が台無しになっちゃう。
例えば…
東京ドームとかで行われるライブに行ったことがある人はわかると思うけど、
ああいう場所は本来コンサートをやるために設計されてる訳じゃないから
音の反響がひどくって、どうしても音が聞き取りにくくなるんだよね。
だからこういう無駄な反響をさせないように考えられた部屋で音楽を聴くと、
全ての音がクリアに聞こえてくるはずなんだ。
いや~ここで音楽を聴いてみたい!!
宮殿の後、これまた広場に面したとこにあるバザールに向かった。
これはバザールの入口。
バザールの入口付近は商売人がウジャウジャ。
ちょっとでも立ち止まろうもんなら、日本の雑誌を持った輩が寄って来て
「ウチの店はこの雑誌に載ってる。」とか
「安いよ!ちょっと見てって!」ってセールストークを始める。
しかも結構まともな日本語を話すからタチが悪い。
「私のおじいさんはNHKの番組に出たことがある。」とか
「地球の歩き方に…」とか。
日本人が足を止めそうになるツボをよく心得てる。
「私はこのバザールの修復を手がけてます。直してるとこを見に来ませんか?」
「古くからある伝統的な技術です。」って言ってきたヤツもいた。
おいおいおい!修復が仕事って言ってるお前は、今何やってんだ?😠
そーいうことが本職なら、黙って修復してろっての。
日本のみなさん!こういう人達には気をつけて下さいね~~~!
バザールをどんどん奥に向かって進んでいくと、
だんだん観光客目当ての店は減っていき
逆に地元客が買いに行くような店が増えてきた。
英語、中国語、日本語などの外国語が少なくなり、ペルシャ語表記が多くなる。
これはスパイスを売ってる店。
何て書いてあるのかわからんけど、ペルシャ語なことはわかる。
何種類ものスパイスを重ねて山を作ってた。
まるで地層みたいで面白い。
地元の子どもと記念撮影。📷
この子のお母さんが「ウチの子の写真を撮って~」って言うから
撮影したんだけど、モニターに映った我が子を見て満足そうにしてた。
「私を撮って!」とか「この子を撮ってちょーだい!」っていう
イラン人はかなり多くてビックリする。
なんかとっても不思議。(・ ・?)
撮った写真をあげれる訳ではないのにね。
バザールを抜けきるとエスファハーンの古いモスク、
Masjed-e Jāméマスジェデ・ジャーメに辿り着いた。
ここは11世紀ごろからあるモスクで世界遺産にも登録されてる。
先日見たイマーム広場にあるモスクと比べると、装飾は質素。
それでも、十分見応えがある。
多分作られた時代が違うからなんだと思うけど、
青いモザイクの装飾が少なくてシンプルな雰囲気だ。
モザイクで描く模様のデザインもちょっと違う。
イマーム広場のモスクでは見たことがないようなデザインが多かったね。
メッカの方向を示すミフラーブ。
細かいレリーフがスゴい。
ところどころ柱や壁の漆喰を剥がしてわざと内部を見せてる部分があった。
この石のブロックみたいに見えるのものは、日干しレンガなんだって。
昔のこの辺りの建築資材は日干しレンガが基本だったんだそうな。
柱の間にあるドーム型の屋根の穴から、空の光が見える。
天井のドーム屋根の装飾が一個一個違うのも面白かった。
今日もいろいろ見て廻ってちょっと疲れたね。
そんな時は甘いものを補給せねば!ということで、
イランのコーラ『ZAM ZAM(ザムザム)』を買ってみた。
イランでは昔、これが一番人気(というかこれしかなかった?)だったみたい。
今はコカ・コーラもペプシもある。
イランという国はUSAが嫌いなのにね。┐(´〜` ;)┌
ところで…
今日一月一日は、日本の暦では一年の最初の日で、
当然ながらオレたち日本人にとってはちょっと特別な日だ。
ところが現在滞在しているイランにおいて一月一日は、
ただの普通の日で何も特別なことはない。
だからイランの人々は普通に仕事行ってるし、街の様子もいつもと一緒。
なんだかとても不思議な感じ。
こんな正月は初めての経験だ。
でもこれはこれで貴重な経験かもしれないね。
だけとオレはやっぱり日本人だからなのか、
一年の計は元旦にあり的なことを考えちゃう。
う〜ん…今年はどうすっかな?
旅を始めて約1年半たった。
当初の予定では、旅の期間はあと1年半。
これまであまり先のことは考えてこなかったけど、そろそろ多少は…
ということで、今年の抱負。
今年は、旅が終わった後に繋がる具体的な何かを見つけたい。
可能性は自分次第で無限大!
これまでも好きなことをなるべくやってきたけど、
これまで以上にハッピーになれるよう動いていこうと思う。
こんな感じのオレたちですが、今年もよろしくお願いします!!!
イランでありがとうは「メルシー」
今日も読んでくれてありがとう♪ メルシー \(^o^)/