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イラン人と外国

イラン

この日、テヘランでオレたちを色々助けてくれてるニマ君のお家に招待され、
彼の両親と親戚のおばさん、彼の友人で日本への留学経験があるワヒドさんらと
一緒に食事をすることになった。🍴

ニマ君のお母さんが作ってくれた家庭料理。
テーブルに並べられた料理
とてもおいしかった!\(^o^)/

イランは日本と同様にお米をよく食べる。
さすがにお米の種類や調理の仕方は違うけど、
日本みたいに主食としてお米を食べる。
なんだか親近感がわいてくるね。

食事の後はみんなでおしゃべり。
テーブルを囲んで記念撮影する七人
ニマ君は日本語を勉強してて来年日本に留学する予定があり、
もうすでにそれなりの日本語を喋る力があるからオレたちと話ができる。
でもニマ君は英語はあまり得意じゃない様子。

だから恐らく、ニマ君のご両親やおばさんは英語があまり喋れないだろうから
どうやってコミュニケーションをとったものか…って心配してた。
そしたらご両親もおばさんもそれなりに英語ができて、正直驚いた!

しかもニマ君のお父さんは以前、外国に何度も行ったことがあるという。
だから色んな国の文化を知ってたし、彼の経験談はなかなか興味深かった。😃

お父さんは世界中の国々に仕事やプライベートで行ったことがあり、
日本にも訪れたことがあるそうな。
その中でどうしても好きになれない国があったんだって。
ちなみにその国は…ドイツ。

「何で?」ってオレが理由を聞いたら、お父さんはこう答えた。
「ドイツ人はリジッド(rigid=堅い、頑固、融通がきかない)だから。」
「日本人もリジッドじゃない?」ってもう一度質問したら、
「そうそう!日本人もリジッドだったな~わっはは~~~」って笑ってた。
お父さん、正直でいいな。(笑)

ニマ君のお父さんの話は基本的には面白い話題が多かった。
でも彼の話の中で少しショックというか寂しく感じることがあった。

実はニマ君のご両親が外国に行ってた(行けた)のはずーっと昔のこと。
今はそう簡単に外国に行けないんだよ…と、
ニマ君のお父さんは少し寂しそうにイランの現状を話してくれた。

私たちイラン人は昔はもっと簡単に外国に行けたんだ。
イランでイスラム革命が起こり国の体制が変わり、
イランイラク戦争が勃発し諸外国との関係がギクシャクし、
現在は現在で経済制裁を受け国の経済は混乱し、物価は上がり続ける一方。
さらには、多くの国がイラン人の入国を拒否してる。
昔と今は全然違うんだ…

なんか切なくなった。😖
世界中どこの国でも何かしら問題があり、
解決の光が見えないことはよくあることだ。
ただイランという国が抱える問題は、
その中でもトップクラスのこじれかたをしてるような気がするね。

今日はニマ君の家で楽しい時間を過ごしたけれど、
複雑な気持ちにもなった。
けれど、それはそれでとても大切なことだった気がする。

オレたち日本人は、行こうと思えば大抵の国に行くことができる。
もちろん入国にあたって様々な条件がある国もあるし、
政情が不安定で行かない方がいい国もある。
でも行けない国より行ける国の方がはるかに多い。
これって本当にラッキーなことだ。

でもこれがいつまで続くのかは誰にもわからない。
今日より明日がより良い世の中になることを祈ってはいるけれど、
この先どうなるかなんて誰にもわからない。
だから、今出来ることは今やっておいた方が絶対にいいとオレは思う。👊

こういうことって、
旅をしながら日々常々考えたり感じたりはしてることではある。
だけど今日はニマ君のお父さんの話を聞いたせいか、
いつも以上に強く思ってしまったのかもしれないね…

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