昨日見たモアイたちは
イースター島唯一の村ハンガ・ロアから徒歩圏にあるけど
その他のモアイ見学は足(車やバイク等)が必要。
レンタルするなら8or24時間コースが一般的だけれど
まだ夜の咳が長引いている夫には
長時間の外出はまだ厳しそうなのが現状。
イースター島の日本人旅行者の間では
レンタカーに同乗する人を募って割り勘で借りるのが主流らしく
昨日私たちも、日本人グループからお誘いを受けたけれど
マニュアル免許を持っている夫が
始終一人で運転することになるというので
いまはそれはちょっとキツイなぁと断念したところ。
ただでさえ強い風が吹くイースター島。
さらに空は厚い雲に覆われている。
今日はお散歩程度の外出に留めておくのが無難という結論に達し
あとは宿でスペイン学習も兼ねて(というと聞こえがいい♪笑)
マドリードで購入したDVD「映画クレヨンしんちゃん」を観たり
ゆっくりと過ごした。
空港でパトリシアの宿に決めたときは
キッチン付、WiFiあり、二人部屋などなど。。。
最低限の希望条件が揃っているのもあったけど
一番ピンと来たポイントは
彼女が英語を話せない点だった。
スペイン語を覚えたい&使いたい私たちは
英語でペラペ〜ラ話されちゃうとちょっと萎えちゃう。
(単に英語力がないだけって話も…^_^;)
それに、英語(第三言語)を通さないほうが
現地の人と密に会話できるという点も大きい。
全く理解不可能な言語なら仕方がないけれど
頑張れる限りは頑張りたい。
パトリシアも私たちがスペイン語を少し解すということで
大変喜んでくれて、いろんな話を聞かせてくれた。
今年63歳になる彼女の若い頃
島の暮らしはとてもとても厳しかったという。
電気、ガス、水道などのインフラはもちろん全くない。
道らしい道は、現在の村のメイン通りになっている一本のみ。
いまでは椰子の木もいっぱいで南国イメージの島だけど
当時は樹木すらほとんど生えていなかったという。
勿論、冷蔵庫なんてものもない。
食物(お肉など)を保存するには
土中に穴を掘って石で固めて布を被せて…
そんな風に保存してもミミズがいっぱい這っちゃって
そりゃもう大変!
そんな話を聞いたら
この宿に唯一欠けてる私たちの希望
温水シャワーが出ない。。。
なんて大したことじゃないな〜って思えてくる。
こんなもん、なんじゃい!
と気合いで水シャワーを浴びてるけれど
やっぱりこれだけはキツいわ〜(^∇^;)
それでも、水シャワーを堪えてでも
この宿に来てヨカッタ〜と思えるのは
パトリシアの手料理が最高に美味しかったこと!
たしかに宿泊料とは別料金だし
決して安いとは言えないお値段。
それも、イースター島の食料品の物価高を鑑みると
その辺は致し方ないかなとも思う。
(1.5Lのミネラルウォーターが300円強、
シリアル一箱800円弱だからね〜)
その点を差し引いてでも
他では味わえなかったであろうお料理に
ありつけた喜びは大きい!!!!!
手前にあるお皿は、セビーチェ(セビチェ)と呼ばれる品。
中南米でよく食べられるお魚のマリネのようなもの。
サカナクンの夫曰く、今日のセビーチェに使われているのは
日本でいうシマアジに近い種類のお魚らしいが
このお魚の新鮮さ&絶妙なバランスの味付けは
この旅でいただいてきたお料理でも優に五本の指に入るほど!
一人一皿、山盛りのセビーチェがサーブされたときは内心
「え〜?!コレ二人一皿で十分だよー」と思ったけれど
一口食べたらひっくり返ったw(゚0 ゚)w
この間のサンチアゴの市場の話題で
新鮮な魚介以外食べる気しないと豪語した私が
声を大に宣言します!!!
これならいっくらでも食べられま〜す(^o^)v
だって、漁師さんの家なんだもの。
当たり前といえば当たり前でありますが
このレベルのお魚は、たとえ日本でも市場を介しては
なかなか一般人の口まで届かないでしょう。
ちなみに今日の焼き魚は
セビーチェにも使われたシマアジ系のお魚と
日本で言うところのブリ系のお魚。
シマアジ系は一番美味しいカマ付近だし
ブリ系も大海に揉まれただけあって身が締まってる!
さらに後から知って驚いたのは
料理人でもなんでもないパトリシアだけれど
そのセビーチェの美味しさを買われて
ペルーで行われるセビーチェの国際大会に参加しないか?
とスカウトされるほどの腕前だったこと (*゚o゚)ノ
こりゃ〜、一口でノックアウトされるワケだ!
私は味見しなくても
見ただけで(セビーチェの)味が見極められるよ、とパトリシア。
このお料理は私たち家族が食べてるものと同じなのよ。
レストランで出されるものじゃなくて
現地の人と同じ食事をしたりだとか
その土地の暮らしぶりが伺えたりするのって
観光地巡りするだけよりも楽しいと思わない?と彼女。
同感!同感!
私たちもそう思いながら旅をしてるんです。
それだから、世界的一大観光地イースター島に
どうもピンとこなかった私。。。
でも、パトリシアから島の話をいろいろ聞けたこと。
彼女の手料理の美味しさ&お魚の新鮮さ。
モアイを抜きにして、それだけでも
イースター島に来た甲斐あった〜(^ ^)
もちろん、これからまだまだモアイも見に行きまーす♪
〜後日談〜
水しか出ないと思っていたシャワー。
じつは、ぬるいけれど一応お湯が出ること
4泊目にして知りました (^_^;)
初めにお湯が出ないと聞いたのは
「熱々の」お湯は出ないという意味だったらしい 。。。