トゥルミを出発して走り続けること約4時間。
やっと到着したコンソの町。
(やや)近代的な町の中心をみると
ここが世界遺産に登録された町?と思うが
世界遺産の対象となっている町並みはその外にある。
いくつかの集落を通り過ぎながら・・・
まずはコンソのグランドキャニオンと言われる
ニューヨークを見学。
って、ちょっと意味不明かもしれないけど
この渓谷、通称「ニューヨーク」と呼ばれているのだ。
なぜニューヨーク?
そびえる断崖がニューヨークの摩天楼に似てるから。
ガイドブックにはそう書いてあるのだけど・・・
アジスアベバ大卒のコンソ族唯一の公式ガイドさんによると
数十年前、この一帯に植林活動にやってきた欧州の人たちが
その活動を「ニューワーク(新しい仕事)」と呼んでいたのが
英語をよく知らない当時のコンソの人々が
「ニューヨーク」と聞き間違ったとか?
畑のなかに何かある。
人物像?
これはコンソの伝統的なお墓で
一族のなかで活躍した故人を
代々伝わる畑にこうして英雄的に祀るのが伝統だそう。
コンソの集落のひとつに足を踏み入れた。
石垣に囲まれた細い小径はまるで迷路のよう。
一家族ごとにさらに囲われた家に暮らしている。
この入り口が家の玄関にあたる。
茅葺き屋根の家々。
一際大きいのはコミュニティハウス。
日本でいう集会所、公民館といったところ。
コンソ族のコミュニティハウスは
ただの寄り合い所というだけでなく
病人が出たときの一時的な収容所であったり
夫婦の家族計画にも大事な役割を担ったりもしている。
コンソ族出身の唯一の公式ガイドであるグラーショさんが
大いなる熱意を持ってコンソの伝統文化を説明してくれたお陰で
ムルシ族やハムール族とはまた全然違う
彼らの文化の奥深さに触れることができた。
コミュニティハウスの中では
男性たちがこんなゲームに興じていた。
これ!アジスアベバの博物館で見たのと同じ
エチオピアの伝統的なゲームだ。
宗教観なのか風習なのかよく分からないけど
コンソの人たちは写真に収まるのを嫌がるので
彼らの映像はないのだけれど
みんなとても好意的で感じのよい人たちだった。
私たちがガイドさんから教えてもらったコンソ語で挨拶すると
「コンソ語話せるのか?」と皆大喜びで返してくれた。
集落の外側の壁はさらに高い。
何重にも張り巡らされた石壁は防火壁の役割も持っている。
コンソの集落にはさまざまな工夫が至る所に施されている。
広場にあった力石。
コンソ人のガイドさんは腰まで持ち上げてたけれど
このヒト、ちっとも持ち上げられなかったよ(^∇^;)
コンソ族の集落見学はまだ続きます・・・
コンソ語でありがとうは「アガダシュ」
今日も読んでくれてありがとう♪アガダシュ \(^o^)/