アルゼンチンは移民の国。
イタリアやスペインからの移民が多いけど、フランスやロシア、
ドイツ、オーストリアなどからやって来た人も少なくない。
ピナマールで泊まったホテルの女将さんはイタリア出身だったけど
旦那さんはクロアチア人だったし、
他にもいろんな国からやって来てるみたいだ。🚢
そしてもちろんアジアからの移民もいる。
日本、中国、韓国、ベトナム等々…
中国人は何しろ頭数が多いから、どこの国、
どこの街に行ってもそれなりにいるし、
チャイナタウンってよばれるような場所が世界中あちらこちらにあるよね。
それに比べると日本人街、韓国人街って少ないと思う。
そんな中、ブエノスアイレスにはそれなりに大きな
韓国人街があるようなので、行ってみることにした。
理由はもちろん、焼き肉!
牛肉が安いアルゼンチン。へへへっ!期待ができるぜ!! ( ̄ー+ ̄)
でも最近、韓国人街のあるCaraboboカラボボ通り周辺は
スラム化が進んでいて、あんまり治安が良くないという噂が。💧
まぁ太陽が出てるうちは平気かなってことで、昼飯を食べに行くことに。
今滞在してるCaballitoカバシートという地域から、26番のバスに乗った。
この26番バスは初めて乗る路線だし、どんな感じのとこに行くんだろ~って
外を見てたら、なんかヤバい雰囲気を醸し出してきた。
廃墟っぽい家、壊れた(壊された?)車、そこらじゅうにあるイタズラ書きとか…
何かこう危険な気配というかビミョ~な空気があるんだよね。
バスに乗った時から、このバス肌の色が浅黒いインディオ系の人が多いな~って
思ってたんだけど、気がついたらお客さんに白人が一人もいなくなってた。
ちょっと気合いを入れなくては。👊
ところで今回のブログ、最初っから文字ばっかなのには訳があります。
カメラを出せる感じじゃないんだよね。(苦笑)
観光客っぽくしてたら一気に狙われそうでさ。 (-_-メ)
そうこうしてる内に、目的地のコリアンタウンに到着。
でも中華街みたいに門があるわけでもないし、観光名所ってわけでもないから
ようこそコリアンタウンへ!みたいなのは全くないし人通りも少ない。
何しろ雰囲気が重い。⤵⤵⤵
だけどこの辺りにだけハングル文字がやたら多いし、
コリアンタウンを示す小さな看板も見つけたし、ここは間違いなく韓国人街だ。
こっそり一枚写真を撮った。
でも目星をつけてた店を筆頭に、やってるんだかやってないんだかわかんない
これまたビミョ~な雰囲気の店ばかり。
客もほとんど入ってないし…😵
そんな中、一軒だけお客がそれなりに入ってる店を見つけたので、
勇気を出してそこに入ってみた。
中に入ると明らかにアジア系のおばちゃんに韓国語で話しかけられた。
オレたち日本人だから韓国語全然わかんないってスペイン語で言ったら
そのおばちゃんは引っ込んで別のインディオ系のおばちゃんが出てきた。
多分、この韓国おばちゃんはスペイン語全く話せないんだろうな。
(オレもたいして喋れないんだけどね。)
インディオおばちゃんと話をして、オレたちが焼き肉を食べたいことは
なんとなく伝わったみたいだけど、何しろメニューが読めない。
だってメニューが全てハングル。(T-T)
スペイン語で書いたメニューはないと言われた。
しかも、ここはブタ肉専門の店だから牛肉はないだってさ。
こりゃまいった。
そしたらこのインディオおばちゃんが、
すぐ近くに牛肉の焼き肉屋があるよって教えてくれ、
さらにはオレたちをその店まで連れてってくれた。
で、ここが入口。💦
へ?何で鉄格子?刑務所?
でも店の扉が鉄格子なのは実はこの店だけじゃない。
この辺りの店のほとんどがこんな感じで、
最初に入った豚肉専門の店も同じように鉄格子だった。
外から簡単に侵入できないようになってるんだよね。
そんだけ治安が悪いってことなのか…😞
ともかく焼き肉を注文、というかこの店の仕組みは
一人110ペソで焼き肉食べ放題&いろんな小皿料理がついてくるらしく、
実は注文もへったくれもなかった。(笑)
待つこと数分、山盛りの肉と真っ赤に燃えた炭が運ばれてきた。
炭は鉄板の下だから見えないけど、ちゃんとした炭火焼でうれしいね。
それにしても肉の盛り方が尋常じゃない。この他にもイカやブタ肉もあった。
続いてどんどん小皿が運ばれてくる。
キムチにカクテキ、ワカメの酢の物、ごはん、
他にもいろんな韓国のおかず(?)が沢山。
写真撮り忘れちゃったけどチヂミや水餃子なんかもあったね。
生牡蠣もでてきた。
味の方は全体的に日本の焼き肉屋の方が好みだけど、
久々に食べたあの独特な甘辛い味はうれしかったね。
それから白い米ってやっぱいいね!
腹一杯食べ過ぎて夕飯食えなかった。(笑)
ちょっとヒヤヒヤしたけど、いい一日でした〜!😃