今日はいよいよアルゼンチンを発ち、チリはサンチアゴに向かう。
のだけれど、まずは昨日の続きでメンドーサの話題を少し。
メンドーサの街に着いてすぐに気づいたのだけれど
他のアルゼンチンの都市では目にしなかった
排水溝が整備されている。
しかも、そのほとんどがきれいな並木道。
ブエノスアイレスはもちろん大都市だし
コルドバもかなり近代的な印象だったけど
この整い方はちょっと潤っている街の香りがする。
やっぱりワイン製造業で世界的に成功してるから?
と思っていたら・・・
オフィスビルと思しき建物。
なんとカジノだったー!
しかもちょっとリッチなホテルに併設してるみたい。
こういうものがある街は(モナコとかマカオとか)
たいていリッチだもんね。
市内の住宅街もこんなお屋敷が並んでるし!
昨日のバスツアーで一緒になったチリ人夫婦から
チリはアルゼンチンの物価の2倍はするよ〜!
と聞いてぶっ飛んだーーー Σ( ̄□ ̄;)
もう十分アルゼンチンでも高いっちゅーに(T-T)
マジで〜〜〜!?
と初めはショックを受けたんだけど
冷静になって考えてみると、もしかしたら
アルゼンチンペソに対してチリペソが強いのかも?
ってちょっと思った。
アルゼンチンというのは為替レートが独特な国。
円に換算するには公式USドルレートを介している。
(そしてその公式USドルレートがかなり盛られてるって話)
もしかして、同じ南米のチリ&アルゼンチン間のレートは
公式USドルレートを介してないのかも???
たぶんそんな感じみたいで
アルゼンチン&チリの国境で
アルゼンチンペソからチリペソに両替したら、なんと
(それぞれの通貨を日本円に換算して)ほぼ半分の価値になった。
それだけチリペソに対しアルゼンチンペソが弱いってことだ。
これなら、チリの人が
アルゼンチンの物価は半値っていうのもナットク!
でも、私たちにとって(円換算での)
チリの物価は思っていた程高くはなかった。
ものによってはアルゼンチンより安かったりだし。
お金の価値ってなんかフシギ〜(・ ・?)
メンドーサの話しに戻るけど
排水溝だけでなく、道路も歩道も他の街より整っている。
その原因は街が潤っているからとばかり思っていたけれど
1861年に起こった地震の後
地震に強い町づくりを目指した結果こうなったそう。
そんなメンドーサの街で盛んなのはワイン業だけでないみたい。
なぜだか、生地屋さんが多い!
写真の矢印み〜んな生地屋さん。
しかもどこもお客さんがいっぱいだw(゚0 ゚)w
メンドーサではみんな自分で服縫ってるの?ってくらいの混みよう。
余談の街情報。
コロン通りに良さげなレストランがいくつも軒を連ねてる。
その一軒で食べたWOK DE POLLO(鶏肉の炒め物?)が
思いっきりきんぴら味で懐かし&オモシロかった♪
ちゃんと胡麻もかかってるよ(^_^)
そして今朝、9時30分メンドーサ発のバスに乗った。
チリのと国境付近までは
アルタ・モンターニャツアーの道のりと一緒。
相変わらずすごい眺めだ!
といっても、この写真はこの間撮ったもの(´∀` ●)ゞ
じつは、夫の咳が長引いて夜眠れない日々が続いている。
そんなこんなで今日は私も車内で爆睡。
アルゼンチン&チリの国境「ロス・リベルタドレス」
国境(の建物)を目前にバスが停まり。。。
そこで、出入国手続きを受けるまで約3時間の待ち時間!
出入国手続きが終わったら一旦バスに戻り
またしばらく待って、今度は荷物検査の為にまた降車。
アルゼンチンからチリの国境越え(特に陸路)は
荷物検査が厳しいことで有名だ!
野菜や果物やお肉といった生鮮食品がとくに厳しいと聞いていて
荷物をチェックされても中身がスムーズに出せるように
いつもにも増して完璧な荷造り!
我ながら準備バッチリ(^o^)vと思っていたら・・・
私たちの荷物の一つがX線チェックに引っかかった!
ハイハイ、中身を見れば何にも怪しいものはないですよ〜♪
と余裕綽々で説明する私たち。
ところが。。。
これ一体なに???
係員の目に留まったのはビタミン剤。
容器が嵩張る(大抵のビタミン類が容器ばっかり大きい)から
小さいジップロックに詰め直してきたもの。
それをいくら説明しても
とにかくこの薬(じゃないんけど)は容器がないから
この国境はパスできない!の一点張り。
ちゃんと調べれば、お薬はじゃないことは歴然なのに。
一体なんのために没収されなくちゃいけないのですか?
と説明を求めても、ま〜ったく聞く耳持たず。
(というか、なんのためのルールかなんて
彼らにとっては関係ないんだろうけどさ)
ついこの間ブエノスアイレスで買ったばかりのものもあるのに…
ぜ〜んぶまとめてボッシュートくん (T-T)
下っ端の係員のお兄さんは。ちょっと申し訳なさそうに
「サンチアゴでも売ってるからさ〜」と励ましてくれたりしたけど
ボスと呼ばれる男性の高圧的なことといったら!!!
ここホントに民主主義の国ですか?って聞きたくなるくらいだった。
いや〜。。。
没収という事実以上にあのやりとりに超疲れたーーー○| ̄|_
郷に入らば郷に従え。
それはわかっちゃいるけれど。。。
議論の余地なく全否定っていうのには、ついつい抵抗したくなるのが
10代から変わらない私たちの性で…(^∇^;)
でも、場合によっちゃほどほどにしとかないとね。
と(いまさらながら)肝に銘じましたよ。
(逮捕されたいか?!って散々脅されたしね〜^_^;)
そんなこんなで無事(?)チリ入国したぞー!