今日はKashanカシャーン郊外を貸切タクシーで観光。
イラン南部は大半が砂漠。
チリのアタカマ砂漠とは砂の質が全然違う。
アタカマの砂はサラッサラでずんずん埋もれる感じだったけど
ここの砂は乾ききっているのは表面だけで地盤はギュッと固い。
生えている草木も違う。
砂漠と一口に言ってもこんなに違いがあるなんて
日本にいるときは考えてもみなかったな。
バイクに乗って遊んでる若者を羨ましそうに眺める夫。
砂漠の中に一部、塩湖がある。
わかりにくいけど、白い部分が塩が地表に現れているところ。
ここも一面、塩だよ!
ちょっとほじくると中は真っ白な塩。
ここはキャラバンサライ(隊商宿)。
その昔、ラクダで商品を運んだ商人たち(キャラバン)が
身体を休めたり、ラクダを休ませたり、商いをした場所。
砂漠の中には点々とこうしたキャラバンサライがある。
カシャーン郊外のとある街中。
この入口を下って行くと、なんと地下都市があった!
貰ったチケットには英語で
「世界一広い地下都市」という謳い文句があった。
それはカッパドキアじゃなかったの?!
とツッコミつつも潜ってみると・・・
おお〜っ、立派に地下都市だ!
トイレだ〜!とうかれる夫(笑)
ちなみに、カッパドキアの地下都市では
トイレは発見されていない。というのが謎のひとつらしい。
このモスク跡みたいな広い空間も地下だよ。
ササーン朝時代のものということで
カッパドキアのよりは新しいけれど
夏冬・朝晩の寒暖の差が激しい乾燥した地域の人にとっては
やっぱり地下は過ごしやすかったのかもしれないね。
街に戻る途中に寄ったモスク。
色とりどりのモザイクとピカピカの鑑に飾られた
典型的なイラン様式のモスク。
偶然居合わせた若者に誘われるまま内部も見学。
(入口・内部ともに男女別に仕切られている)
お祈りをする人もいれば、ただ休んでいる人もいたり
輪になってお喋りをしている少女たちもいたり。
思い思いに過ごしているのが印象的。
華やかなモスクも一歩出ると
黒いチャドルに身を包んだ女性が土壁の街並に消えて行く。
これも典型的なイランの風景。。。