今、ペルーの南部沿岸にあるナスカにいる。
ナスカは地上絵がダントツに有名。
でも実は他にもいろいろあるのだ~~~!👊
今日は、ガイドさんと一緒にナスカ周辺の遺跡等を見に行った。
まずはこれ。真ん中に見える小さな水路。
この水路は古代ナスカの人々が
雨がほとんど降らないこの地で農業をするために
なんと今から2000年以上前に作ったもの。
ナスカって一年間に1~2時間しか雨が降らないんだって。
だからナスカの人々は遠く離れたアンデスの山から水を引いてきたんだとさ。
しかも、2000年以上経った今でもその水路に水が流れてるんだから驚き。
でも驚くのにはまだ早くて、この水路の上流がまたさらにスゴかった。
ここより上流はず〜っと地下水路になってる。
地上だと暑くてどんどん水が蒸発しちゃうから地下に水路を掘ったんだって。
これは地下水路に開けられた空気穴。
水路に沿ってある程度の距離をとって掘られたこの穴にも、
信じられないような工夫がしてあった。
まずはその形。渦巻き状になってる。
この形であることによって風を下の穴へ送り込み、
水路の水を下流に押す力に変えていたんだそう。
素晴らしいアイデア!そしてそれを作り上げる高度な土木技術!!
全てが信じられないけど、目の前に存在してる!!!👀
この水路や地上絵はナスカ文明と呼ばれてるもので、
インカ文明よりももっと昔の文明なんだって。
いや~ペルーは奥が深いね!古代人のレベルが高すぎ!!(笑)
次はナスカの地上絵。
昨日はセスナで上空から見たけど、今日は
飛行機からでは見えない(わからない?)場所にある地上絵を見に行った。
これがその地上絵。ただのマス目に見えるけど、
実はこの地方でよく作られてる織物なんだそうな。
ここには写ってないけど、すぐ近くには渦巻きのような
デザインの絵もあって、それは糸の玉を表現してるらしい。
そして糸玉と織物は細い線でつながってて、セットになってた。
ちゃんと意味があるんだね!💡
続いていったのはインカの遺跡。名前はParedonesパレドネス。
これらはインカの首都クスコから送られてきた王の使者が
ナスカを統治するために作られたとされる神殿や要塞跡の遺跡。
この遺跡、まぁそれなりにスゴいんだけど、
クスコやマチュピチュを見た後だから正直物足りないな~なんて思ってたら…
なんとゴロゴロそこらじゅうに
インカの時代に作られた陶器の欠片(かけら)が落ちてるじゃんよ〜!(驚)
スゴすぎだぞ!インカ&ペルー!!
厚手の陶器は普段の家事用、薄いのは祭事用なんだそう。
色が薄くなってたけど柄の入った欠片もあったし、
ちょっと地面を掘ったらまだまだジャンジャン出てくる。
あまりに沢山あるから、持ってっていい?ってガイドさんに聞いてみた。
そしたら、捕まるよって言われたよ。そりゃそーだ!(笑)
午後はナスカからちょっと離れた
Palpaパルパという地域の地上絵を見に行った。
ナスカの地上絵とはちょっと雰囲気が違う。
なんとナスカよりも古い時代に書かれたものらしい。
上には上があるもんだ! w(゚0 ゚)w
最後に行ったのはナスカの地上絵がすぐ近くに見える場所。
地上絵って言っても、近くで見るとただの線なんだけどね。(笑)
↑これがその線。
よく見てもらえば分かるけど、ナスカの地上絵を描いてる線は
地面に転がってる石を、キレイにどかしただけのものなんだ。
でもこれはこれで相当大変な作業。
ナスカ人はどうしてこんな巨大な絵を描こうと思ったんだろう?
自分達は見ることができないのに。ホントに不思議。 (・ ・?)
ガイドさんが言ってた。
「描き方は解明されたけど、何故描かれたのかという理由が未だに謎…」
いつかわかる時がくるのかな〜〜〜 😃