今日はプーノからチチカカ湖の島々を回るツアーに参加した。
このツアー、朝6時45分ごろに出発だからちょっとしんどい。眠い〜 (。-ω-。)
だけど朝のチチカカ湖の風景は、これまた幻想的で素晴らしい!
港を出て15分くらいでトトラという植物が群生してる場所を通った。
まずはこのトトラでできた島(ウロス島)に行くのだ!
ウロス島はトトラを何層にも重ねてできた約50の浮き島の集まり。
その内の一つが見えてきた!
ここは島の入口にある、関所みたいなとこ。
ガイドさんがまとめてオレたちツアー客の入島料を払ってた。
島に着いたら、島民がお出迎え。
民族衣装がカラフルでかわいらしい。
ウロス島に上陸!本当に植物だ!! w(゚0 ゚)w
長さ3mぐらいの細長い藁みたいな状態の植物が敷きつめられてる。
歩いてみると、ちょっとフワフワした感じで面白い。
島ではどうやって島民が暮らしているかとか、
トトラで浮き島をどうやって作るっていう説明を
ガイドさんと島長さんがしてくれた。
島は浮いてるけどそのままだと流れてっちゃうから、
湖底にロープで固定してるんだって。
↑このロープが湖の底につながってる。
湖上の暮らしは工夫がいっぱい。
これは竃(かまど)でトトラを薪代わりに燃やして煮炊きをするのだそう。
地面代わりのトトラが燃えないように
竃の下には湖底の土の塊みたいなのを敷いてた。
今でこそ観光で現金収入を得て、いろんなものを買うことが
できるんだろうけど昔はそうはいかなかった。
だから獲れた魚や水鳥を乾燥させて保存してたんだそうな。
これは島長さん家で見せてもらった魚の干物。
なんとコパカバーナで食べたカラチだったよ。
干物はカチカチに乾燥してて日本の煮干しみたい。
これを鍋で煮て柔らかくして食べるんだって。
昔の暮らしは大変だったんだろうな~と思いつつも、
今は今で不思議なことが沢山あるウロス島の暮らし。
例えば島長さんがケータイで話をしてるのを見かけたんだけど、
どこで充電してんだ?とかね。
風呂は?シャワーは?
お湯は湧かせるだろうけど、石けんの泡とか湖に流せないよな~?とか…
あげればキリがないけど、
ここでの生活が成り立つからこそウロス島に住んでるんだよね。
恐るべしウロス島の人々!!
ところで、島に着く前にガイドさんが島の言葉はアイマラ語だということで
アイマラ語の挨拶を教えてくれていた。
(アイマラ語とはプーノ周辺やボリビアで昔から使用されていた言語。)
島に着いた時、島長さんがアイマラ語で挨拶をしたから
オレもアイマラ語で挨拶をしたんだよね。
でも他のツアー客はその言葉を忘れちゃったのか誰も何も言わなかったんだ。
そしたら、島長さんが島のいろんな説明をした後にオレ達の方に歩いてきて、
「アミーゴ!君たちを島長の家に案内するよ!」って言ってくれた。
島長の家と言っても、他の家と変わらないトトラでできた家なんだけどね。(笑)
そんでもって民族衣装を貸してくれて、
というかかってにコーディネートされウロス島の新しい島民2名のできあがり。
どう?似合ってるかな~?
他のみんなに写真を撮られたのが小っ恥ずかしかったけど、
こんな民族衣装を着れる機会なんてそんなにないだろうからラッキーだったね!
島長さん、楽しかったよ~!ありがと~!!
ウロス島の次はタキーレ島へ。
ここはウロス島と違って地面が土の普通の島。
島に着いて驚いた。めっちゃ水がキレイ。
もともとチチカカ湖の水はキレイなんだけど、
陸地から離れたこの島はさらに水の透明度が高い気がした。
島はけっこう山がちな地形で、その急な斜面を切り拓いた段々畑が沢山あった。
写真だとわかりにくいけど、山の斜面にある横線は全て段々畑なんだよね。
よくもまぁこんな山に畑を作ったな~と感心してしまった。
ウロス島とはまた違う大変さがこの島にもあったんだろうな~
厳しい環境を克服して生きる人々。
その苦労は並大抵のものではないだろうけど、
そういう大変なことを乗り越えるからこそ人は強くなれるんだろうね。
そんなことを強く感じた一日でした。