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友達

エチオピア

「人間が生きて行く上で必要なもの」

水? 空気? 食べ物? 体力? 知識? 愛? 金? 気合い?
その他にも色々あるだろうし、あげればキリがない。

そして無数にある「人間が生きていくうえで必要なもの」の中で、
大事なものの内の一つは『友達』だとオレは思う。

オレたちはここエチオピアのアジスアベバに、
日本人の友達TちゃんSちゃんがいる。
彼らは高校の同級生。

特にTちゃんは、当時一緒にアホなことをやってた友達だ。(笑)
あれから沢山の年月が流れた。
だけど、オレにとっては今でも大切な存在だ。

そんなにしょっちゅう連絡を取り合うわけでもないし、
遠くに暮らしているから簡単には会えないけど、
不思議なことにひとたび会えば何でも遠慮なく本音で話せる友達。
Tちゃんはそういうヤツだ。

エチオピアに来た大きな理由のひとつが、そんなTちゃんに会う為だった。

TちゃんもSちゃんも、オレたちを喜んで迎えてくれた。
本当はすっげー大変なのに。
前にブログで書いたけど、
水や電気をはじめ色んな物が不足してるエチオピアで
生活する彼らの暮らしは、日本の一般的な暮らしとは大違いだ。

そんな状況にもかかわらず、彼らはオレたちの為に
ここでは書ききれないほどの手助けをしてくれた。
Sちゃんなんて、高校時代にオレも嫁さんも
彼女とはほとんど喋ったことがないのに、本当に良くしてくれた。

すっごくありがたかったし、助かった。
彼らがいなければ、オレたちはエチオピアで
かなりのストレスを溜め込んだことだろう。

でも、これらのこと以上にありがたいと感じたことがあるんだ。
それは彼らがオレたちに対し、
腹を割って何でも話してくれたってことだ。

オレにとってTちゃんは、もともとそういう存在ではあった。
けど、Sちゃんも同じように何でも話してくれたことは嬉しかったね。

心で思ったこと感じたことを本音で話す。
多くの日本人はそれをしない(できない?)気がする。
それが良いか悪いかは置いといて、
オレ個人としてはそれがちょっと寂しいと感じている。

もちろん日本人だって思ったことをそのまま口にする人だっているだろうし、
言わない方がいい時や言わなくてもわかるって時があることも理解はしてる。
オレも思ったことを言わない時がないわけじゃない。

でも…
これはあくまでオレの感覚的なものだけど、
日本の社会って正直に物事を言わない
(もしくは、言えない&言いにくい)社会な気がするんだよね。
社会全体が何でもオブラートに包んで
うまくお茶を濁してるようなことが多い気がするんだ。
たとえそれが『友達』同志であっても。

そこがなんとなく引っかかるんだ、オレには。
本来なら『友達』という存在は、心の底から何でも話せる
「人間が生きて行く上で必要なもの」なはずだ。

だけど何故か日本では、『友達』なのにあえて本音で話をしないことがある。
なんでだろう?

それは日本人の特徴?日本の文化?
オレにはよくわからない。

ただ言えることは、オレにはTちゃんやSちゃんという
何でも話し合える『友達』がいて、
それがとても心地よいってことだ。

オレたちはこれからも彼らのような『友達』大事にしたいし、
彼らに会うためにエチオピアまで来て良かったと心底思う。

そんなことを考えながらアジスアベバの空港で飛行機を待つオレたち。
オレンジ色の灯りの下の管制塔のような建物
今日でエチオピアとお別れだ。

TちゃんSちゃん、そして二人の子ども達。
本当にどうもありがとう。
またね。いつかまた会おうぜ!

アムハラ語でありがとうは「アムセグナロ」
今日も読んでくれてありがとう♪アムセグナロ \(^o^)/

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