公共交通機関では観光できないバーレーン。
今日は半日クルマをチャーターして
バーレーンの見どころを廻ることにした。
宿のフロントのお兄さん、インドのケーララ州出身。
彼が手配してくれたタクシー(白タク)の運ちゃんも
同じくケーララ州出身。
UAEもそうだったけど・・・
ここってアラブでしたっけ?インドでしたっけ?てくらい
インド(南部)の人がいっぱい。
F1のサーキットやサファリパークなんかが
バーレーンの主な観光名所。
それらを含めた1日チャーターで
40ディナール(約1万2千円)と提示された。
サーキットもサファリもいらないからさ
その代わりココとココとココに行って
それで○○ディナールでどう?
それができないのなら普通のタクシーにするから。
と大幅ディスカウントに成功。
(正規タクシーなら6時間貸切一律25ディナール)
外国人ドライバーがメインのUAEタクシーと違い
どうやら、ここバーレーンでは現地人の職確保のため
正規のタクシードライバーはバーレーン人らしい。
そして、UAEに比べバーレーンのタクシー運賃はめちゃ高い。
UAEのガソリン代リッター50〜60円!
これでもビックリなのに
バーレーンはその半額、リッター20〜30円!!!
それなのにタクシー代は少なくみてもUAEの3倍はある(^_^;)
だからなのか
バーレーンの街を歩いていると白タクの勧誘によくあう。
白タクを使えば恐らく正規タクシーよりは安くなる。
現地人(労働者)ならきっと格段に安くなる。でも・・・
明らかに旅行客の私たちはきっと正規のちょい安が関の山。
白タクに乗って危険な目に遭う可能性は
ここバーレーンでは低そうに思えるけど・・・
私たちの宿のあるこの地域の空気を見る限り
そう安心できるほどの治安でもなさそうだ。
(バーレーンでは比較的安価な宿なのに警備が結構厳しい)
どうしても選択肢がない場合もあるけれど
私たちはなるべく道で白タクを拾わないようにしている。
これで絶対ということはないけれど、ささやかな安全対策。
宿からクルマに乗り
最初に辿り着いたバーレーン最大の観光名所がココ!
えっ、木???
そう、木です。
その名も「生命の木」。
荒野のまっただなかにポツンと一本だけ生えるその姿には
生命の神秘を覚えずにはいられない・・・
広く大きく、大地に根をはるが如く伸びた枝。
木の上ではしゃぐ少女がなんとも愛らしい(*´∀`*)
オ、パウ〜ラ〜・・・
あれれ?イタリア人〜っ👀
アラブの小さな島国の、荒野に生える孤高の木。
こんなところでイタリア人一家に出逢うとは!!!
ワタシのこと(伊語で話してた内容)が分かってたなら
先に言ってちょうだいよ〜〜〜。
と恥ずかしそうな女のコがまた愛らしい(^ ^)
生命の木。
その神秘、ココだけの話を打ち明けると・・・
周囲はこんな感じ。。。
工事中?
そう、ココはバーレーンの誇る観光名所!
ただいま道路など観光設備を整備中なのです。
さらにも少し離れてみると・・・
なんだ、この小屋らしきもの?
あ〜これはね、バーレーン人やサウジアラビア人たちが建てた
冬の家(別荘)みたいなものだよ!と運ちゃんが教えてくれた。
なんでこんな荒野にっ?!と一瞬思ったけど
そっか、この木があるからみんなココに建てたいんだ…と気付いた。
生命の木。
側に寄ってみるとその枝には落書きがいっぱい。
みんながこの木を見たくて集まるけど
人が集まるとこんなことになる。なんだか複雑な気持ち。。。
それでも、そっと触れた木の肌は
やってくる人々との出逢いを喜んでいるように感じられた。
400年以上もの間、ひとり佇むこの木の生命は
私が思っているよりもずっとずっと逞しいのかもしれないね。
そして、もっと離れると
そこには油井と石油のパイプラインがある。
あそこに火が灯っているのが油井。
こうして常に火を燃やしてないと石油を掘れないんだって。
パイプラインの中には
わざわざサウジアラビアから石油を引いてきて
ここバーレーンで精製して送り返しているのもある。(※)
なんでそんなことをしてるかというと
この辺りにはすでに掘り尽くしてしまった油井があって
そこに残る製油施設を稼働するためだそう。
石油の涸れ井戸もあるんだ。。。と知った。
バーレーンの見どころを巡る旅はまだまだ続きます。
※部分、現地の人から聞いた話でしたが
バーレーン在住の方に以下の訂正情報をいただきました。
「間違っています。
サウジアラビア沖の海上油田の地帯がバーレーンの領域に重なるため
サウジアラビアが掘っている原油の1/2の権利がバーレーンあります。
バーレーンへパイプラインで送り
国内消費用ガソリンと海外輸出用デイーゼルを作っています。」
アラビア語でありがとうは「シュクラン」
今日も読んでくれてありがとう♪ シュクラン \(^o^)/