今日はダブリンにあるアイルランドの国立博物館に行ってきた。
館内ではアイルランドの歴史を特集してたんだけど、
恥ずかしながら、アイルランドの歴史をあんまり
知らなかったんで、非常に勉強になった。
これはアイルランドの昔の国旗。
以前はアイルランドもイギリスの支配下にあったから、
イギリスに関係がある国(オーストラリアとかニュージーランドなど)と
同じタイプのデザインだったんだね。
ところで非常に悲しいことだけど、人類の歴史は
強者が弱者を、支配者する側がされる側を痛めつけるのが常。
金持ちや権力者が貧しい人々や奴隷を、国王が国民を、
宗主国が植民地を、これでもかって言うくらい苦しめてきた。
そしてそれは、アイルランドとイギリスの関係においても同じ。
アイルランド人の多くがイギリスの搾取によって苦しみ(貧困にあえぎ、
移民せざるをえなかったり)、ありえない程沢山の人々が亡くなった。
食料や仕事を求めて渡ったアメリカでも、南北戦争の時には
生きるために北軍として戦わなくてはならなかった。
第2次世界大戦の時には、アイルランドは中立国だったにもかかわらず、
イギリスと間違われてドイツに爆撃されたりもした。
知ってたこともあったけど、知らなかったこともあった。
今まで行ってきた国に比べると、歴史の表舞台に
ガンガン出てくるタイプの国じゃないからある程度は仕方がない
とは思うけど、それにしても知らないことが多すぎだ。
社会の教員をやってた身としては反省しなくちゃいけないね。
人生、いくつになっても勉強だな〜と強く感じた一日でした。