昨晩から雨模様のワルシャワ。
宿から乗ったトラムを降りると雨脚が強まってきた。
仕方がないので(?)カフェに直行。
新世界通り(Nowy Świat)にあるブリクレ(Blikle)。
この老舗カフェの「ポンチキ」と呼ばれるお菓子が
ワルシャワ名物という情報を入手。
ポンチキくださ〜い!
そう、このドーナツがポンチキ。
なかにはポーランド名物のバラジャムが入ってます(^ ^)
小雨になってきたところで街へ出てみた。
通りの向こうにレトロなクルマを発見。
例の如く撮影に走る夫。
ポーランドを代表する有名人のひとり、ショパン。
その縁の地に置かれたこのベンチ。
なんとショパンの曲が流れるんです!
ボタンをポチッと押すと・・・♪♪♪
傘売りのおじさんたちの陳列棚と化してたけどね(^_^;)
この壁画の人魚。
じつはワルシャワの紋章にもなっている、この街のシンボル。
よ〜く見ていると、街の至る所で
この人魚をモチーフにしたデザインに出くわすよ。
観光案内所で貰った資料にあったエピソード。
ピカソがこの街を訪れたとき
衝動的にとあるアパートメントの壁に
この人魚の絵をでかでかと描いちゃったらしいのだ!
けれど、そこに住む夫婦が絵を見にくる観光客の多さに堪えかね
数年後に絵を塗りつぶしてしまったという・・・
そして、そのピカソの絵を回顧して
ピカソの人魚が描かれたマグカップが売られることになったとか。
いや〜、勝手にひとんちの壁に描いちゃうってさ(;^ω^)
これが天性の芸術家たる者なのか。。。
そんな芸術家が大勢いた…かどうかは不明だけど
ワルシャワの歴史地区は壁画の美しい建物が多い。
この写真を同じタイミングで撮っていた男性と
どちらからともなく話しはじめたら
美食の街として世界中にその名を知られる
サン・セバンスチャンの方だった。
私たちも去年行きましたー♪と雨の中しばし立ち話(^_^)
南米仕込みの片言スペイン語のお陰でヨーロッパでも
スペイン語圏の人とおしゃべりする機会がさらに増えた♪
誰がどうみてもカタコトには間違いないけれど
私たち的には昨年(渡南米前)の欧州滞在時と比べ明らかな進歩!
王宮の中庭では写真が展示されていた。
近寄ってみるとどうやら戦時中のもののようだった。
説明はポーランド語のみだったので
具体的にはわからないことが多かったけれど
それでもゲットーやホロコーストといった言葉はわかった。
個人的にワルシャワと聞いて真っ先に浮かぶのは
「戦場のピアニスト」という映画のイメージ。
その世界が写真の中に広がっていた。
ここがその舞台。。。そう思うと胸が詰まる。
写真左手に写る横たわった二つの柱。
その内のひとつは第二次大戦時まで広場に立っていたもの。
戦いの歴史は世界中至るところで刻まれているとはいえ
この国にいるといつもそのことを意識させられてしまう。
(数日後向かうであろう彼の地のことも…)
されど。。。
悲しい事実をしっかりと見つめることと
それによって悲しい気分に浸ることは似て非なり。
リトアニア(のタタール人)からポーランドに伝わったという
タルタルステーキで食の歴史を堪能♪
このタルタルステーキが西に渡り
ドイツのハンブルグで焼かれて「ハンバーグ」となり
東の朝鮮半島に渡ったものが「ユッケ」になったんだって。
そう・・・いわれてみれば確かにユッケ。
ここのはなかったけど昨日の店では卵の黄身まで付いてきた。
ヨーロッパって生卵はあまり食さないって聞いていたから驚いた〜。
(そういえば日本のユッケってその後どうなったんだろう?)
帰りはさらに大降りの雨(>_<)
今日は珍しく一日雨の中だったーーー。
この間、チェコ辺りで何十年ぶりに聞いた
「雨音はショパンの調べ」
この歌がカバーだったっていまさら知った (^_^;)