ドラキュラのモデルとなった人物の
生家があることで有名なシギショアラの町だけれど
私たちには、中世の面影が色濃く残る街並や
田舎らしくのどかで温和な空気のほうがずっと心に残った。
町のシンボル時計塔。
場所や角度を変えて町中から望める位置にある。
時計塔から見下ろす広場には例のドラキュラの生家がある。
街並の雰囲気が
ドイツのローテンブルク辺りに少し似てると感じていたら
シギショアラはその昔
ドイツ人の職人ギルドの町として栄えたことをあとから知った。
革細工職人の塔は内部も見学できる。
昔の学校にあったテキストもドイツ語で書かれていた。
そっと残る寂れた佇まいがなんともいえない裏道。
週末の夕刻、町一番の中心の広場に
中世風の衣装を纏った男性が集合。
これから何やら始まる様子。
カメラを片手に見物していたら
突然、夫が連れて行かれた!
大きな旗を難なくクルクルと回してみせて大喝采。
無事に任を果たして戻ってきた夫はちょっと得意気(笑)。
長くて大きいこの旗を上手く振り回すのはコツがいるのだけど
剣道で培った竹刀さばきの要領で、彼にとっては楽勝らしい。
ホッと息をついたのも束の間、再び夫は中央に駆り出され
しまいにはそれを撮影していた私まで呼ばれてしまった(;゚∀゚)
何人かの観客が私たちのように引き出され
中世の騎士風の男性達と一緒にパフォーマンス・・・
偶然にも、その中に私たちの他にも一人
日本人男性がいた。
いや〜、お疲れさまでした(^ ^)
挨拶がてら、言葉を交わして観客側に戻ると
男性の他にも日本の方が2人、そしてフランスの方が2人。
皆さんフランス在住の囲碁仲間で
今年はルーマニアで開催されるという囲碁大会に参加するために
やってきたのだそう。
グルメの国、フランスからやってきた皆さんが
ルーマニアの食事がこんなに美味しいとは!!!
と口々に仰っていたのがとくに印象に残った。
それは、私たちもルーマニアに着いた早々から感じていたし
ブカレストからシギショアラに移動しても
その印象はまったく変わらなかった・・・というかむしろ
シギショアラに来てより一層
ルーマニアの食事の美味しさに魅了されてしまった。
というわけで・・・
食べ物の話、次回に続きます〜♪
ルーマニア語でありがとうは「ムルツメスク」
今日も読んでくれてありがとう♪ ムルツメスク\(^o^)/