夕刻、ペルージャで楽しみにしていた場所へ向かった。
サンドリ(SANDRI)。
チョコの街ペルージャで知らない人はいない老舗カフェで
夫が心待ちにしていたのはバリエーション豊富なホットチョコレート。
ワクワクしながら向かった店先で愕然Σ(゚Д゚;)!
店頭には張り紙。
「お願いだから再開して!」と手書きのメッセージ・・・
えっ?!閉店しちゃったの???
でも、奥を覗いてみると店内は改装中のようにも見える。
夕食時、イリアスに尋ねてみたら
近年の経済危機の影響により一時閉店を余儀なくされたとのこと。
幸い資金の目処がつき4月頃には再開できそうだというが・・・
サンドリの経営が厳しいらしいと以前も耳にしていたし
イタリアの経済危機の深刻な状況をある程度把握していたので
私にとっては想定内のニュースだったけれど、夫は心底驚いていた。
そんな夫の様子をみて
イリアスはイタリアの抱える問題をいろいろと教えてくれた。
日本社会に絶大なる信頼を置いているイリアスとの話は
ときに見解の相違が生じることもある。
でも、私はそんなイリアスとの話をいつも楽しみにしている。
十歳以上も歳上で社会的地位のある男性が
一主婦に過ぎない私の意見にもきちんと耳を傾けてくれて
互いの意見を忌憚なく交わすことができる。
お酒を伴う席で、日本ではなかなかないシチュエーションだからだ。
イタリアが好きだという私たちに
いいことばかりではないイタリアの真実を教えてくれるイリアス。
そんなイリアスとの会話がまた
イタリアを好きにさせるひとつの要因だったり。
そんな何気ないイタリアを味わう日々・・・
イタリア語でありがとうは「グラツィエ」
今日も読んでくれてありがとう♪グラツィエ \(^o^)/