クスコからマチュピチュまでの道のりは
インカの聖なる谷巡りでスタート。
インカの聖なる谷(VALLE SAGRADO DE LOS INCAS)には
その名の通りインカ帝国の都市遺跡がいくつも残っている。
今日は一日それらを見学しながらマチュピチュまで向かう。
ここ3日程雨がちのお天気のクスコ周辺。
この季節にこんなに雨が続くのは珍しいというけれど…
今朝方降っていた雨も次第に上がってきて、ホッと一安心。
最初に訪れたのはピサック。遺跡は山の頂にある。
初めて目前にするアンデネス(インカの段々畑)は壮観!!!
見てよ、この石組み〜!
向こうの崖↓の無数の穴はミイラが収められていた場所。
なんでわざわざあんな大変なところに持ってくんだー?!
山の下には現代のピサックの町。ここはもうお土産屋さん一色。
その一角で見つけたクイ小屋。
つぶらな瞳がカワイイ〜〜〜♪(でも食用 ^_^;)
ウルバンバ名物、地元料理が並ぶビュッフェレストランでの昼食後は
オリャンタイタンボへ!
遺跡を前にしてそのスケールに息を飲んだ。
こりゃースゴイ!!!
遺跡好きはオリャンタイタンボも必見だ〜。
ガイドさんの説明で初めて知ったけど
マチュピチュよりもオリャンタイタンボの方が
街の規模や重要度も断然上だったらしい。
マチュピチュは300はあるというインカ都市遺跡の一つに過ぎない。
すんごい高所にあると思われてるマチュピチュだけど
じつはクスコ(3400m)よりも全然低くて2400mしかないとか。
ガイドさんの話を聞いていると
インカの都市はマチュピチュだけじゃないんだー!という
地元民の心の叫び(?)みたいのが伝わってくるようだった。
とくにこのオリャンタイタンボはその立地から
交易、農業、戦略等において、インカ帝国にとって
(マチュピチュよりも)非常に重要な都市だったと何度も念を押された(笑)
たしかに先に見たピサックだってかなり険しい山頂に築かれていたし、
(スペイン人からの)破壊を免れさえしていれば
マチュピチュ以上に素晴らしい都市遺跡がごまんと残ったのだろう。
オリャンタイタンボ遺跡頂上の神殿には4mもある巨石が六つも!!!
これらの石は谷を挟んだ向こうの山から運ばれてきたという。
そして眼下に広がるこの畑はインカ時代から続くもので
あちらの山から見下ろすとキレイなピラミッド型に見えるというから、
これまたオドロキだ w(゚0 ゚)w
(平面の畑に立体的なピラミッドが浮かび上がるらしい)
遺跡正面にそびえるあの山。
中腹辺りに四角いハゲが二つほどあるんだけど
なんと!わざわざあそこにトウモロコシ等を貯蔵してたとか。
そして山の左側をよ〜く見ると
人の横顔のように見えるラインがあるんだけど
夏至だか冬至だかの日にはそこに太陽がピッタリハマるらしい。
夫と共にインカ道を歩く彼は、本日のツアー唯一のイタリア人。
遺跡見学もそこそこにお喋りに夢中の二人(笑)
現地ツアー(スペイン語)に参加すると
スペイン語の勉強にもなるし(お陰で聞き取り力だけはアップ)
私たちが気のあうラテン系の人達と知り合えるのも楽しみのひとつだ♪
遺跡の上からぐるっと見渡すとよくわかるんだけど
三方の谷を見渡せるここは、まさに天然の要塞!
スペイン人が最初に攻め入ってきたとき
このオリャンタイタンボでインカ軍が勝利したにも関わらず
なぜだかインカ軍はさらに奥地へと逃げ込んでしまったとか。
この町にまつわる話は興味深いものばかりだったけれど
なかでも魅力的だったのは
オリャンタイタンボは現代に生きるインカ都市だということ。
インカの石組みにインカの水路がそのまま利用されている街並。
私たちは19時発の列車でマチュピチュ入りしたけれど
ここで一泊してみてもよさそうな町だ♪
明日はいよいよマチュピチュだーーー\(^o^)/