ビリニュスからバスで30分。
美しいお城が自慢のトラカイという町に行ってみた。
湖の畔をてくてく進むと
あっ、お城が見えてきたー!
澄みきった湖面にも感動〜(*´ω`*)
湖に浮かぶトラカイ城。
現在のお城は博物館となっている他
コンサートなどの催事場としても利用されている。
城内はよく保存(修復)されていて往時の雰囲気が味わえる。
展示説明の一部に見慣れない文字を見つけた。
この民族「KARAIMS(カライム人)」というらしく
古くからこの土地に暮らす民族のひとつらしい。
服装や黒髪などがこの辺りの民族とは到底思えない。
カライム人の隣りには、なぜかタタール人の説明もある。
元社会科教師の夫に尋ねてみても
タタール人は知ってるけどカライムってのは聞いたことないな、と。
説明によると、ここトラカイは
東欧最大のカライム人の聖地なんだとか。。。
う〜ん、ますますわからないゾ?(^∇^;)
困ったときのウィキペディアでさっそく調べてみたら
カライム人とはユダヤ系の少数民族だけれども
イスラエルでは非ユダヤと捉えられているような
独特の信仰を持った人達で
その言語など文化的な面からもみても希少な民族らしい。
その昔、連れられてやってきたカライム人の末裔により
いまもこの地にその伝統が脈々と息づいているという。
タタール人も同様にこの地に縁のある人達のようだ。
いや〜、こんな小さな町にそんな歴史があったとは・・・
現在のトラカイは
リトアニアの首都ビリニュスから近いこともあり
ちょっとした観光地。
夏休みでしかも土曜日の今日は
午後になったら、城へ渡る唯一の橋も
一昔前の竹下通りの映像みたいな混みっぷりだ(笑)
ボートも楽しそう♪
貸しボート屋に声を掛けたら既に予約で埋まってるってΣ(゚Д゚;)
空きボートをなんとか見つけてこんなイルカに乗ってみた。
気持ちいいねぇ〜⤴⤴⤴
湖は成人男性が余裕で足がつく程度の深さ。
ボートから飛び降りてじゃぶじゃぶ遊んでる人達もいっぱいいたよ。
このパイのような食べもの。
KIBINAS(キビナス)とかKIBINAI(キビナイ)とか呼ばれるもの。
ビリニュスに来てから目に付くようになったから
リトアニアの食べものなのかな?って思ってたんだよね。
それにしちゃ、ここトラカイでキビナス屋がやたらと目に付く。
もしかしてトラカイ名物なのかな???と思いきや
なんと、さっき初めて知った「カライム人」の伝統的食べもので
それがリトアニア全土に広まったんだって。
こんな移動販売車もあるよ。
いや〜、このキビナスね。
とくに豚肉のプレーンキビナスはもうホント
日本人にも馴染みのある肉まん(豚まん)の風味にすっごく近いんだ!
私たちは「肉まん」って呼んじゃってるくらい (^ ^)
どうやってこの地に伝わったのかそれがずっと気になっていたんだけど
クリミア半島から連れて来られたというカライム人がルーツとは(´・∀・`)
透き通るような真っ青な瞳のキビナス売りのお姉さん。
写真を求めたらちょっと照れくさそう(*´∀`*)
観光客のわんさかぶりとは打って変わり
トラカイのバスターミナル(Alytus・アリトゥス)は
切符売り場すらないようなローカルターミナル。
切符はバスの運ちゃんから直接買ってね。
ちなみに行きはひとり6リタスだったのに
なぜか帰りは6.10リタス。10セント多かった(;^ω^)
バスの車内はイタリア語で賑わっていた。
そう、ここもイタリア人観光客がいっぱいなのだ!
物価が少し安いバルト三国はまだわかるとしても
デンマークやフィンランドでも大勢見かけたイタリア人。
声が大きいからすぐにわかっちゃうんだよね〜 ┓( ̄∇ ̄;)┏