オレたちは今回の旅で多くの人々と知り合った。
その多くは現地で知り合ったそこで生活してる人達だけど、
世界各国の旅行者にもそれなりに出会ってきた。
その中にはオレたちと同様に、世界を旅して回っている日本人もいた。
オレたちは日本人が多く宿泊する日本人宿には泊まらない。
故に旅先で日本人と出会うことはあんまりないのだが、
時として偶然の出会いもある。
なめさんとは偶然トルコのカッパドキアで出会った。
彼はバイクの二人乗りで世界を旅していた。
日本からロシアに渡りユーラシア大陸を横断し、
ヨーロッパから南米に渡り、その後アメリカ大陸を縦断する…
彼の旅のプランを聞いた時、鳥肌が立った。
す、す、凄い!凄すぎる!!
オレも学生時代には北海道をバイクで回ったことがある。
だけど事故や故障といったトラブルを考えると、
彼がやってるような旅はそうそうチャレンジできるもんじゃない。
とてつもない下準備と相当の覚悟が必要だ。
そして旅をしてる間中、常に尋常ではない集中力が要求される。
体力的にも精神的にもかなりタフな旅だろう。
オレがしてきたこと(バイクで北海道を回る)なんざ、
彼の足下にも及ばないな〜と思った。
そんな彼と日本で再会した。
なめさんは旅を終え日本に戻ってきてて、
茨城県に住む彼が山梨県までバイクで会いに来てくれたのだ。
茨城から山梨ってけっこう距離あるよ?
しかも一日で往復なんて…(苦笑)
でもまぁ彼にしてみれば、
整った日本の道を数100km走るなんて楽勝なんだろうな。
ところで…
なめさんはオレたちとトルコで出会った後、
南米に渡り旅を続けていた。
しかし、そこでバイクが故障し走行不能になってしまった。
そして彼は旅を途中で終わらせるという苦渋の選択をしていたのだった。
なめさんはゴールに設定していた北米には
残念ながら辿り着けなかったが、
彼の挑戦にオレは心底驚いたし感動した。
思い描いてた旅のゴールとは違う結末になってしまい、
彼は彼で悔しさや切なさが心の中に残ってるもしれない。
けれど、きっとこの経験は
彼の今後の人生において大きな意味を持つだろう。
旅先で何が起こるかなんて誰にも予想出来ない。
そしてそれは人生も同じ。
だからこそ何事においても、
後で悔いが残らないようにしたいよね!
オレたちの旅も残りあと数ヶ月。
明後日には世界の旅が再スタートだ。
行ってくるぜ!!
今日も読んでくれてありがとう\(^o^)/