Milanoミラノ行きの特急フレッチャビアンカに乗った。
目指すはミラノにある日本領事館。
盗難にあったパスポートの再発行をするためだ。
朝10時にミラノの領事館に到着し、
早速パスポートの再発行の申請すると、
特に問題もなく申請は受理された。
驚くべきことに、なんと午後3時には
新しいパスポートが出来上がるから、
その時間になったら取りに来いという。
前もって領事館に事情を伝え、
なるべく早くパスポートの再発行をしてほしいと
頼んではいたが、
即日発行されるとは…さすがは日本の役所だね!!
申請が終わったところでミラノの友達パスクアーレに電話。
彼はミラノ在住のイタリア人で、
以前ガラパゴスに行った時出会って仲良くなった友達。
そんな彼に今回の盗難の件と
パスポート再発行の為にミラノに行くという話をしたら、
彼らのアパートに泊まってけと言ってくれた。
こういうのは本当に助かるよね。
持つべきものは友達だ!
さらに、彼がお昼を一緒に食べようと誘ってくれたので
ミラノのドゥオーモの近くで待ち合わせをすることになった。
そして、みんなで向かったのは
ドゥオーモのそばにある有名なパンツェロッティ屋さん。
なんだこの行列は?スゴい人の数だ‼
パンツェロッティとは、ピッツァの様な生地に
![道端で座って軽食を食べる三人](https://diario.japan1111.com/wp-content/uploads/2014/02/390286579-3.jpeg)
そして味の方は、もちろん激ウマ。( ̄ー+ ̄)
さすがは長蛇の列ができるだけのことはあるね!
パンツェロッティを食べた後、
パスクアーレはミラノの街を少し案内してくれた。
でも彼は午後も仕事があるので、夕食の待ち合わせ場所を確認し
仕事場(大学の研究所)に戻っていった。
パスクアーレは、本当はめっちゃ忙しいのに
オレたちのために時間を割いてくれていた。
本当にありがたいことだ。(涙)
午後3時。領事館にパスポートを取りにいった。
本当に出来上がっていた。
今日から10年間有効のパスポート。
当たり前だけど、ハンコが一つもない。
これまで行ったいろんな国のハンコがなくなっちゃったのが
少し残念だけど、まぁ仕方がない。
でも逆に、ちょっと嬉しいこともあった。
なんと❗発行官庁の欄が
イタリアのミラノ領事館って記入されてるのだ~❗❗
これはかなりレアだぜ〜〜〜
盗まれた事はめっちゃ痛いけど、
辛い中にも楽しめることがあったのはよかったよね。
(強がりなんかじゃないよ~~~)
そしてその晩。
パスクアーレと彼の奥さんのジュリア、加えて
彼らの友達2人とオレたちの計6人でレストランに食事に出かけた。
行ったのは23RISOTTIというリゾット専門の店。リゾットのメニューだけで23もあるというこのお店。
ミラノの名物料理リゾット・アッラ・ミラネーゼみたいな定番から
果物を使った変わり種まで沢山あって面白かった。
もちろん、味の方も申し分なし。
食事を終え店の外に出た時、パスクアーレがこんなことを口にした。
そういえば、この辺に日本食レストランがあるんだよ。Finger’sっていうんだけどね…
え?Finger’sフィンガーズ?どっかで聞いたことあるぞ?
実はこのフィンガーズっていうお店、
先日シモーナたちとミラノにある日本食レストランの
話をしてた中で出てきた店の名前だった。
シモーナは今はベローナの近くに住んでるけど生まれも育ちもミラノだし
日本食が好きだから、ミラノの日本食レストランのことをよく知ってる。
そんな彼女から、イタリアの強豪サッカーチームである
ACミランの監督をやってるクラレンス・シードルフが
オーナーの日本食レストランがあるって聞いていたんだよね。
シードルフは元オランダ代表で
ACミランやインテル、レアルマドリードでも活躍し、
しかもこの3チームで10番着てたっていうスゴい選手。
ちなみにACミランには日本代表の本田選手がいる。そんなシードルフのお店の名前がフィンガーズだった。
レストランの店名は聞いていたけど店の場所までは聞いてなかったから、
あまりの偶然に驚いたね。w(゚0 ゚)w<
せっかくだから、店の前で記念撮影!
だって一人の予算が50~70ユーロぐらいもする高級店らしいし、絶対に食べには行かないだろうからね。(笑)
そして、オレたちが店の前でパシャパシャ写真を撮ってたら、なんと!店の中からどっかで見たことがある人物が出てきたではないか!!
い、い、今の!シードルフ!!!
うぎゃー!
本物だ~~~~~~~~~~~~~~~~w(゚0 ゚)w
握手して下さい!しゃ、写真も~~~~!
パスクアーレがオレのことをシードルフに「彼は日本から来たんだ」的な説明をしてくれたから、せっかくなんでオレもシードルフにイタリア語で話しかけてみた。
「こんばんは。オレの名前はホンダじゃないけど日本人です。」そしたら、シードルフは大笑い。
よっしゃー世界のシードルフからイタリア語で笑いをとったで~~~
うかれるオレに対し、嫁は「ふーん、この人がシードルフなんだ~~~」っていたって普通。
でもパスクアーレを含むイタリア人の友人たち全員がこの店がシードルフの店だとは知らなかったし、本人が出てきた時はみんな大興奮!とても楽しい時間だったね。
それにしても何もかもが繋がってて、スゴい!
スゴいとしか言えない!!
もしパスポートを盗まれなかったら、
パスポートの再発行のために今日ミラノに来ることはなかった。
ガラパゴスでパスクアーレとジュリアに会ってなかったら、
たとえミラノに来たとしても、
フィンガーズのそばのリゾットレストランで
食事をすることはなかった。
パスクアーレがフィンガーズの存在を知らなかったら、
フィンガーズに行くことはなかった。
オレたちがシモーナとミラノの日本食レストランの話をしてなけりゃ、
フィンガーズがシードルフの店だということも知ることはなかった。
想像をはるかに超える偶然の連続。
世の中何が起こるかわかんないね!!
イタリア語でありがとうは「グラツィエ」
今日も読んでくれてありがとう♪グラツィエ \(^o^)/