ヴェリコタルノヴォまでのバスは当分ないと聞き
アルバナシのバス停前にタイミングよく停まったタクシーに
迷わず乗り込んだ。
感じのよさそうな運ちゃん。でも英語は苦手な様子。
ロシア語は?と運ちゃん。
ロシア語は無理〜(^_^;)と私たち。
そんなこんなのやりとりをしているうちに
運ちゃんはスペイン語を話せることが判明!
意思の疎通ができる言語が思いがけずみつかり
盛り上がる車内⤴
え〜っ?!なんでスペイン語話せるの?
スペインにしばらく出稼ぎに行っていたから。
4年くらいかな?
と、運ちゃん改めニコラさんは応えた。
ブルガリアに来て私たちが出逢った一般の人が話せる
第一外国語はロシア語率が圧倒的。
英語となると観光業とそれに付随するような職種の人だけ。
というか、観光客相手のところでも
カタコトの英語しか通じない場合も少なくない。
ヴェリコタルノヴォにしばらくいるうちに
だんだんと顔見知りの人が増えてはいるのだけど
誰とでも思うようにお喋りができないのが少し残念。
そんななか、スペイン語が話せるニコラさんとの出逢い。
ニコラさんも、片言の英語でなくて
得意のスペイン語で日本人と会話できるのが嬉しそう。
このままヴェリコタルノヴォに戻るのもいいけど
ひとつ、オススメの場所があるんだ。行ってみないか?
そんなに遠くないし、料金はサービスするから!
私たちの答えはもちろんOK(^o^)v
というわけで、舗装路を外れ山道を進むクルマ。
どこに行くんだろう?(((o(*゚▽゚*)o)))
到着したよ〜!とニコラさん。
ここはプレオブラジェニエ(主の変容)修道院。
断崖にはいつくばるように建てられた教会は
そんなに古い建築ではないように見える・・・
いろんな歴史があって昔の建物は壊れてしまったけれど
歴史は古い修道院なんだよ、とニコラさん。
向こうの断崖に見える女子修道院は
谷を挟んでこちらと対になるように建っているんだよ。
じゃあ、中に入ってみようか。
![壁画が描かれた教会内部](https://diario.japan1111.com/wp-content/uploads/2014/08/408590209-9.jpeg)
Monastery of the Transfiguration of God
Преображенски манастир
プレオブラジェニエ「主の変容」修道院
この教会も、アルバナシのキリスト生誕教会のように
内部が壁画で埋め尽くされていたw(゚0 ゚)w
でもこちらは写真撮影OK!
イコンは正教の特徴だけれど
びっしりと壁画で埋め尽くすのが
どうやらブルガリア正教の教会によくある装飾のようだ。
じっくりと見学させてもらって
受付の女性とニコラさんを通じて軽くお喋りしながら
片言のブルガリア語を教わったり(^ ^)
ニコラさんはその辺に生えていたプラムの実をもいでくれた。
これがラキア(ブルガリア名物のお酒)になるんでしょ?
と夫が尋ねると
そうそう!!とニコラさん、めっちゃ嬉しそうだった。
ヴェリコタルノヴォに戻り
いつもサモヴォドスカ・チャルシャ(職人街)で
気になっていたお店で一休み。
ここでは昔ながらのトルコ風コーヒーを淹れてくれる。
温められた砂の上でジェズベ(コーヒーを湧かす器)を
動かすザーッという音が静かな店内に鳴り響く。
これだけで、もう充分美味しそう!!
隣にいたロシア人カップルが頼んでいた
不思議な飲み物(?)も添えてみた。
透明の液体に白い丸い物体?
なんだこれ???
なんと!これお砂糖だった!
この飲み物、その名もビャロ・スラトコ。
(メニュー上から2段目)
ロシア人カップルの説明によると
この地域の名物らしい。
お砂糖の塊と水(?)というフシギな組み合わせ。
だけど、この真夏の炎天下に
す〜っと素朴な甘さが染み渡るのが心地よい。
ほろ苦いトルココーヒーとも相性ぴったり♪
また来よう〜っとヾ(=^▽^=)ノ
ブルガリア語でありがとうは「ブラゴダリャ」
(発音が難しかったらメルシーでもOKだよ)
今日も読んでくれてありがとう♪ ブラゴダリャ\(^o^)/